男子プロテニス協会(ATP)の公式サイトで「ATPワールドツアー・アワード」の各賞の受賞者が発表されました。
今回から2回にわたって、ATPアワードの各賞の受賞者の紹介と、受賞理由について見ていきたいと思います。
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ATPワールドツアー・アワードってなに?
そもそも、ATPワールドツアー・アワードってなに?という方もいるかもしれませんので、まずは概要から。
ATPワールドツアー・アワードは、選手間(コーチ・オブ・ザ・イヤーはコーチ間)の投票によってきまる賞のこと。
選出されるカテゴリは次の通りです。
- 年間最優秀選手
- 年間最優秀ダブルスチーム
- 最も上達した選手賞
- 年間最優秀新人賞
- カムバック賞
- ATPコーチ・オブ・ザ・イヤー
- ファンが選ぶ最も好きなプレーヤー
- ファンが選ぶ最も好きなダブルスチーム
- スポーツマンシップ賞
- 人道貢献賞
それでは、2020年度はどんな顔ぶれとなったのか見ていきたいと思います。
今回は、前編ということで、上記一覧の1〜5の賞についてお届けしていきます!
最優秀選手:ノバク・ジョコビッチ(セルビア)
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全豪オープンでの8度目の優勝を含む、4つのタイトルを獲得したノバク・ジョコビッチ選手(セルビア)が年間最優秀選手賞を獲得しました。
ジョコビッチ選手は、12月21日付の世界ランキングで1位となり、これにより世界1位の在位期間で300週という記録を達成しました。
歴代最多はロジャー・フェデラー選手(スイス)の在位期間310週。ジョコビッチ選手が歴代最多となるまで、残り10週に迫っています。
また、2020年の年末ランキングでも1位となったジョコビッチ選手。これで6度目の年末1位です。
これはレジェンド「ピート・サンプラス(アメリカ)」に並ぶ記録なんだとか。
2020年は新型コロナの流行で通常のシーズンとは異なるものでしたが、やはりジョコビッチは強い!と思わざるを得ない結果となりましたね。
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最優秀ダブルスチーム:M.パビッチ(クロアチア)/B.ソアレス(ブラジル)
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今年のUSオープンで、ペアでのグランドスラム初タイトルを獲得したマテ・パビッチ(クロアチア)/ブルーノ・ソアレス(ブラジル)組が最優秀ダブルスチームとなりました。
ブルーノ・ソアレスは2016年に、マテ・パビッチは2018年に別のペアとこの賞を受賞しているため、両者とも今回が2度目の受賞となります。
2019年6月からペアを組み始めたパビッチ/ソアレスペア。2019年10月に上海(ATP1000/ハード)で初タイトルを獲得後、着実に結果を残してきました。
二人でのグランドスラム初タイトルとなったUSオープンは、コロナ流行後に開催された最初のグランドスラム。
トーナメントも通常の64ドローから32ドローと規模が縮小。あらゆる感染症対策が取られ、今までの環境とは異なる状況での戦いとなりました。
そんな中でも確実に勝ち星を重ね、2020年末ランキングでNo.1にも輝いています。
最も上達した選手賞:アンドレイ・ルブレフ(ロシア)
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<ノミネートされた選手>
- アンドレイ・ルブレフ(ロシア)
- ディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)
- ユーゴ・アンベール(フランス)
- ヤニク・シンネル(イタリア)
ノミネートされた4人のなかで、最も上達した選手賞に選ばれたのは、ロシアのアンドレイ・ルブレフ選手。
ルブレフは今シーズンで全選手の中で最多となる5つのタイトルを獲得しました。(ジョコビッチは4タイトル)
最終戦「Nitto ATP Finals2020」では、ラウンドロビンで敗退したものの、ドミニク・ティエムを破る活躍をみせました。
23位だった世界ランキングも、自己最高位となる8位にまで上昇。
来シーズンは全豪直前の国別対抗戦「ATPカップ」への出場を表明しています。
2020年大躍進のルブレフが、来シーズン以降どのようなプレーを見せてくれるのか期待したいですね。
ルブレフは王子系イケメン!かっこいいインスタや身長体重などwiki的プロフィールについても
最優秀新人賞:カルロス・アルカラス(スペイン)
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<ノミネートされた選手>
- カルロス・アルカラス(スペイン)
- セバスチャン・コルダ(アメリカ)
- ロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)
- ユーリ・ロディオノフ(オーストリア)
- エミル・ルースブオリ(フィンランド)
- チアゴ・ザイブチビルチ(ブラジル)
ノミネートされた6選手のなかで、年間最優秀新人賞を受賞したのは、スペインの17歳カルロス・アルカラス選手。
アルカラス選手は、今シーズン17歳5か月という若さでありながら、チャレンジャー大会で3タイトルを獲得しています。
これはリシャール・ガスケ(フランス)に次ぐ、歴代2位の若さなんだとか。
また、2月に開催された「ATP500リオデジャネイロ」で本戦で勝利を挙げました。
これにより2003年生まれの選手として、初のツアーレベルでの勝利を飾ったことになります。
世界ランキングも、昨年末492位だったものが、10月19日付のランキングで自己最高136位にジャンプアップしました。
まだまだ17歳という若いアルカラス選手。今後どんな選手に成長していくのか注目していきたいですね。
カムバック賞:バセク・ポシュピシル(カナダ)
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<ノミネートされた選手>
- ケビン・アンダーソン(南アフリカ)
- アンドレイ・クズネツォフ(ロシア)
- バセク・ポシュピシル(カナダ)
- ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)
ノミネートされた4選手のなかで、カムバック賞に輝いたのはカナダのバセク・ポシュピシル選手です。
いやぁ~相変わらずのイケメン!超かっこいいですね(笑)
ポシュピシル選手は2019年に背中の手術をうけてからのカムバックということで今回受賞となりました。
今シーズンのポシュピシル選手は2大会で決勝に進出。
2019年に150位までランキングを落としていましたが、今年61位まで浮上しています。
これまで、ポシュピシル選手はダブルスでツアー通算7勝しており、ウィンブルドンも制した経験もあります。
また、シングルスのキャリアハイが25位、ダブルスが4位ということで、まだまだ上位にランキングをあげてくるポテンシャルはあるのではないかと思っています。
さらなるカムバックが見られるのか、今後に期待したいです。
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まとめ
「【ATPワールドツアー・アワード2020】ジョコビッチが最優秀選手。その他の賞についても〈前編〉」ということでお届けしてきました。
今回は、前編ということで11ある賞の中で5つ取り上げてご紹介しました。
いかがでしたか?
各賞の受賞者をあらためてまとめると…
- 最優秀選手賞:ノバク・ジョコビッチ(セルビア)
- 最優秀ダブルスチーム賞:M.パビッチ(クロアチア)/B.ソアレス(ブラジル)
- 最も上達した選手賞:アンドレイ・ルブレフ(ロシア)
- 最優秀新人賞:カルロス・アルカラス(スペイン)
- カムバック賞:バセク・ポシュピシル(カナダ)
という結果になりました。
次回は後編ということで、残りの5つの賞について受賞者や受賞理由などご紹介していきたいと思います。お楽しみに!
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WTAプレイヤーアワード2020発表!ソフィア・ケニンが最優秀選手に。受賞理由についても
今回はここまでです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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