今回は、男子若手テニス選手の中でも快進撃を続けているダニール・メドベデフについてまとめていきたいと思います。
ダニール・メドベデフ好調の秘密は妻?!特徴的なプレースタイルを徹底研究
今、飛ぶ鳥を落とす勢いのメドベデフ。実は、2018年の9月には、かねてからお付き合いをしていたダリアさんと結婚をしています。メドベデフは妻についてこう語っています。
彼女は僕の最大のサポーターで人生のあらゆる面で助けてもらっています。
出典:Tennis World USA
22歳という年齢で結婚というと早い印象もありますが、結婚時35位だった世界ランクが、結婚から1年後に自己最高の4位にまで到達したところをみると、メドベデフにとってはとてもいい影響を与えているといえそうです。また、THE TENNIS DAILYによると
メドベージェフは「より良い選手として成長できるように、僕たちは家族として協力し合っています。彼女は僕がもっと稼げるように手伝ってくれています。それが僕たちの大きな目標ですから。彼女は僕にとって特別な人。面白い形で付き合うようになり、彼女が特別だということは理解していました」と話している。
出典:THE TENNIS DAILY
とあるように、夫婦二人三脚で力を合わせているからこそ、今の活躍があるのでしょうね。実際、メドベデフは2019ウィンブルドン後に出場した6大会連続で決勝に進出しました。
全米オープンでは、自身初のグランドスラム決勝に進出するなど、その無敵ぶりは男子テニス界でも注目をあつめるほどです。この活躍の裏にも、妻であるダリアさんの支えがあるのでしょうね。
公私ともに絶好調なメドベデフは、どんなプレースタイルの選手なのでしょうか?まずはこちらの動画をご覧ください。
一般に両手打ちの選手はリーチが短い分、コートカバーが大変ですが、長身のメドベデフはその長い手足を活かして、とても広いカバーリングを可能にし、守備力が高い選手であるといえます。
また、厚い握りのフォアハンドのフォームが特徴的です。フラット系のボールを打つ割に安定していて、その安定したストロークを中心にゲームを組み立てます。
メドベデフは、長いラリーも粘り強く続け、長身を活かしてベースラインからでも高い打点で打ちこみウィナーを決める場面もみられます。
一方でストロークだけでなく、リターンもミスが少ないです。少しでも甘いサーブを入れると、ただちにフラットで叩いてくるので、相手に対してプレッシャーを与えることができます。
われらが日本の錦織圭はバックハンドが強味とされていますが、最近はメドベデフもバックハンドのレベルを上げてきています。走らされた時もしっかりと追いついて返球することができるし、攻撃に転ずることもできるようになってきています。
2019年急上昇をしているのは、妻のサポートだけでなく、実力が伴ってきたということにほかなりません。2020シーズンもメドベデフがどんな活躍をみせてくれるのか楽しみです。
また、2020東京オリンピックで、最愛の妻との2ショットが見られるのか!?ということにも注目しましょう!
ダニール・メドベデフの身長、体重、性格などプロフィール
つぎは、プロフィールを見ていきましょう!
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ロシア・モスクワ出身のダニール・セルゲーエヴィチ・メドベデフは、1996年2月11日生まれの現在23歳です。身長は198㎝の長身で、体重は81㎏。右利きでバックハンドは両手打ちです。
6歳からテニスをはじめ、2015年にプロ転向しました。現在までにATPツアーでシングル7勝をあげています。また、自身最高の世界ランキングは第4位で、今年の全米で準優勝した直後のことでした。
先述しましたが、2018年9月にはダリアさんと結婚。その後、好調を続けています。生涯獲得賞金は
8,171,483 アメリカ合衆国ドル
出典:wikipedia
で、日本円にすると約9億円。今後も活躍が楽しみな選手の一人です。
一方で、2016サバンナ・チャレンジャーでは、差別的な言動により失格になったり、2017ウィンブルドンでは、主審にコインを投げつけたり。
2019全米オープンでは、苛立ちを無関係なボールパーソンに向け、タオルを怒りのままに強引に奪い、投げ捨てるような場面も。
他にも、中指を立てるしぐさを見せたりと、実はメドベデフには問題行動が多々あります。
試合中何度も観客からブーイングを浴びたメドベージェフだったが、不適切な行為はこれで終わりではなかった。勝利が決まった瞬間のパフォーマンスで、観客に自身へのブーイングを要求したのだ。
BBCによると、メドベージェフはオンコートインタビューでも「(観客が)勝利へのエネルギーをくれた」と、またしても観客を煽るようなコメントを残した。
現地紙のニューヨークポストは、そんなメドベージェフについて「全米オープンは新しい悪役を得た」と評している。
出典:THE TENNIS DAILY
立ち居振る舞いという部分では、メドベデフにはもう一皮むけてほしいと思います。トップ10というレベルにいるからには、子どもたちも注目するわけで、その自覚を持って、子どもたちのお手本になるような振る舞いをしてほしいです。
ダニール・メドベデフの2019戦績・ランキングまとめ
ここからは、2019年のメドベデフの戦績を見ていきます。
1月 ブリスベン国際 準優勝(vs錦織圭4-6.6-3.2-6)
2月 ソフィア・オープン 優勝 (vsマートン・フチョビ6-4.6-3)
4月 バルセロナ・オープン 準優勝(vsドミニク・ティエム4-6.0-6)
8月 シティ・オープン 準優勝(vsニック・キリオス6-7(6), 6-7(4))
8月 ロジャーズ・カップ 準優勝(vsラファエル・ナダル3-6.0-6)
8月 ウエスタンアンドサザン・オープン 優勝(vsダビド・ゴフィン7-6(3)6-4)
9月 全米オープン 準優勝(vsラファエル・ナダル 5-7.3-6.7-5.6-4.4-6)
9月 サンクトペテルブルグ・オープン 優勝(vsボルナ・チョリッチ6-3.6-1)
10月 上海マスターズ 優勝(vsアレクサンダー・ズベレフ6-4.6-1)
メドベデフはツアー通算7勝を挙げており、そのすべてがハードコートでの優勝です。準優勝は6度あり、そのうちの5度がハード、クレーで1度だけ決勝まで進出しています。このことからみても、ハードコートが得意ということがわかりますね。
また、2018年末には16位だった世界ランキングが、2019年末には第5位まで上昇。自己最高ランキングは全米直後に記録した第4位です!
シーズン後半にかけて、6大会連続で決勝に進むなどといった活躍が、このようなランキングのジャンプアップにつながったと言えそうですね。
また、ATPツアー公式によると、メドベデフは今年BIG3をおさえて、年間最多勝利数を記録。
2019年ツアーレベルでの勝利数
ダニール・メドベデフ 59勝
ノバク・ジョコビッチ 54勝
ロジャー・フェデラー 53勝
ラファエル・ナダル 53勝出典:ATPツアー公式
最終戦であるATPファイナルズでこそ、予選敗退という結果に終わりましたが、この年間最多勝利数を見ても、今年一番活躍したといっても過言ではないかもしれませんね。
ダニール・メデベデフのラケット・ガットなど愛用品は?
メドベデフのラケットやガットについて見ていきます。
メドベデフのラケットは、Tecnifibre のATP TFight 305 XTCを使用しています。ガットは同じTecnifibre のRAZOR CODE /1.30mmです。
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ウェアはラコステを着用しています。
チチパス、錦織など、ダニール・メドベデフのライバルたち
メドベデフのライバルにはどんな選手がいるのでしょうか?
同世代のライバルとしては、ビック3相手に勝利経験のあるズベレフ、現在世界ランク第4位のティエム、ATPファイナルズで優勝を遂げたチチパスといった面々でしょうか。
また、日本の錦織圭とは過去に4度対戦をしており、2勝2敗という結果です。そういう意味では、少し年代は違いますが、ライバルの一人といっても良さそうです。メドベデフについて、
ステファノス・シチパスは、「奇妙」で「どうしてミスしたのか分からないようなミスショットを打たされてしまう。」と評し、錦織圭は、「他の選手の戦い方をよくわかっていて、どのようなタイプの選手に対しても、とてもうまく対応していると思います」とコメントしている。
出典:wikipedia
とコメントがあるように、その相手に合わせてプレーを変えてきたり、ミスショットを誘うようなうまい戦い方ができるという点も、メドベデフの活躍の裏にはあるのかもしれません。
ナダル、フェデラーのライバル関係のように、今後この世代のライバルたちも切磋琢磨して、しのぎを削ることになるのでしょうか。注目していきましょう。
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まとめ
いかがでしたか?
ダニール・メドベデフについて、その強さの秘密に迫っていきました。奥様と結婚したことが、メドベデフにとって大きな転機となったことがわかりましたね。
また、プロフィールや性格についても、詳しくおわかりいただけたでしょうか?今後、ライバルたちとどんな戦いをみせるのか、また2020シーズンの活躍にも注目していきたいと思います。