全米オープンも2週目に入り、ベスト8が出そろうというところまできました。日本の大坂なおみ選手は、ここまで4試合を戦い、そのうちの2試合はフルセット。疲労もあるでしょう。前哨戦で痛めた左太ももの状態が気になるところです。
次に対戦する選手は、世界ランク93位、地元アメリカのシェルビー・ロジャース選手。ランキングだけ見れば大坂選手優位に見えますが、ベスト8まで勝ち進んできた勢いと、相手にとってHOMEコートであることから、油断はできません。
このページでは、S・ロジャース選手についてwiki的プロフィールや過去の経歴、大坂選手との対戦成績や使用ラケットについてもチェックしていきたいと思います。
シェルビー・ロジャースのwiki的プロフィール
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名前 | シェルビー・ロジャース(Shelby Rogers) |
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国籍(出身) | アメリカ(サウスカロライナ州) |
生年月日 | 1992年10月13日 |
身長・体重 | 175cm・70kg |
利き手 | 右利き(バックハンドは両手打ち) |
シェルビー・ロジャース選手は、妹のサブラさんの影響で6歳からテニスを始めました。
コーチに才能を見出されたロジャース選手、11歳を迎えるころには全国大会のステージで戦うほどに急激な成長を見せました。
同じアメリカ人選手のココ・バンダウェイ選手やイリーナ・ファルコニ選手とは親しい間柄です。
2010年、USTAナショナルチャンピオンシップトーナメントでU18女子シングルスで優勝し、全米オープンへのワイルドカードを獲得。始めてグランドスラムのメインドローに出場しました。
シェルビー・ロジャースの過去の戦績について
ここからはプロ転向後の戦績について振り返りたいと思います。シェルビー・ロジャース選手がプロ転向したのは2009年のことでした。
まずは、過去のグランドスラムの結果について、見ていきます。
【全豪オープン】2回戦敗退(2017年)
【全仏オープン】ベスト8(2016年)
【ウィンブルドン】3回戦敗退(2017年)
【全米オープン】ベスト8(2020年)※現在開催中
上記はそれぞれの大会での最高成績になります。
グランドスラムを通しての最高成績はベスト8。2016年の全仏と現在開催中の全米2020です。
2016年全仏では、カロリナ・プリスコバ選手(全米2020で第1シード。既に敗退)やペトラ・クビトバ選手などシード選手を次々と破っての準々決勝進出でした。
準々決勝は、優勝したガルビネ・ムグルサ選手に5-7,3-6で敗れましたが大きく成長することができた大会だったことが分かります。
その後、2017年に全豪・ウィンブルドン・全米と各大会でそれぞれ最高成績をだしたのです。
特筆すべきは2017年全豪オープン。
1回戦で第4シードだったシモナ・ハレプ選手を破る大金星を挙げました。スコアは6-3.6-1でした。
2017年の全豪が終わったあとの世界ランキングで48位(2017年1月30日付)となり、これがロジャース選手の自己最高位となっています。
また、国別対抗戦フェドカップではアメリカ代表として参加。2017年には決勝のベラルーシ戦で、2勝2敗で迎えた最終試合のダブルスにココ・バンダウェイ選手と共に出場。見事勝利し、アメリカを17年ぶりの優勝へと導きました。
【WTAツアー】
<シングルス>
2014年7月WTAオーストリア・オープン準優勝(クレー)
2016年2月リオ・オープン準優勝(クレー)
<ダブルス>
2015年4月クラロ・コスサニータス・カップ準優勝(クレー/ペア:イリーナ・ファルコニ)
WTAツアーでは、これまでにシングルスダブルス共にタイトルはありません。しかし決勝へは3度(シングルス2、ダブルス1)進出。いずれもサーフェスはクレーコートです。
グランドスラムでも、クレーコートである全仏オープンで結果が出ています。そのことからみても、ロジャース選手はクレーコートが得意であると言えるかもしれません。
2018年にはひざの故障に悩まされ、同年5月に膝の手術を受けています。その年はそのまま試合には出場叶わず、翌年から活動を再開しました。
シェルビー・ロジャースと大坂なおみとの対戦成績について
シェルビー・ロジャース選手と大坂なおみ選手は、過去に1度対戦をしていました。
それは2017年ボルボ・カーズ・オープンの準々決勝でのこと。その際は、大坂を倒してロジャース選手が勝利しています。
ということで、1勝0敗でロジャース選手の勝ち越しです。
それもあって、大坂なおみ選手は準々決勝の相手がロジャーズ選手と決まってから答えた次の試合への意気込みでこのように答えています。
「私は長らく彼女と試合をしていません。だけど彼女が素晴らしい選手だということは知っています。前向きな気持ちで試合に臨むつもりです。私は彼女に1度も勝っていないので、私がこの試合ではアンダードックになると思います。また戦えることを幸せに思います」
https://the-ans.jp/news/126188/
ランキングでは大坂選手が大きく上回っていますが、一度負けた相手ということで気を引き締めている様子が伝わってきます。
実際、ロジャーズ選手はコロナ後の大会で快進撃ともいえる活躍をしています。
それは2020年8月に開催されたトップシード・オープンでのこと。
ロジャース選手は1回戦で土居美咲選手と対戦し6-4,4-6,6-2で勝利。続く2回戦も勝利し、迎えた準々決勝で第1シードだったセリーナ・ウィリアムズ選手と対戦。
1-6,6-4,7-6(5)で見事な逆転勝利を果たしました。
その後、準決勝で敗れはしましたが、セリーナを破り、グランドスラムである全米オープンのメインドローでもベスト8まで勝ち上がっていることからも、今もっとも勢いがある選手の一人であることは間違いありません。
大坂選手が一度負けているロジャース選手に対してどのような戦いを挑むのか。そして、前哨戦で痛めた左太ももは大丈夫なのか?試合は日本時間の9日に行われる予定です。
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シェルビー・ロジャースの使用ラケット・シューズについて
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シェルビー・ロジャース選手のラケットはウィルソンの「Blade98 18×20 V7」を使用しています。
シューズはAsicsの「Gel Resolution8」です。
まとめ
いかがでしたか?
ここまで「シェルビー・ロジャースって誰?wiki的プロフィールや過去の経歴、大坂なおみとの対戦や使用ラケット・ウェアについても」ということでお届けしました。
世界93位ということでまだ日本における知名度は低いですが、フェドカップにも出場経験のあるアメリカ人のトップ選手の一人で、これまでにハレプやセリーナという大物も倒した経験のある選手であることがわかりました。
大坂選手とも過去に対戦していて、ロジャース選手が勝利していることがわかりました。気になる大坂とロジャース、両選手の試合は日本時間9日に開催予定です。
大坂選手が順当に勝ち上がるのか、ロジャース選手が再び大坂を倒すのか、二人の試合から目が離せませんね!大坂選手の怪我が悪化しませんように!
今回はここまでです。
さいごまでお読みいただきありがとうございました。
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