プロテニス選手のピークはいったい何歳なのか?疑問に思ったので、調べてみることにしました。
今回調べるのは2001年以降のグランドスラム優勝者の平均年齢について。シングルスのピークとダブルスのピークで年齢的に差があるのかという点についても見ていきます。
また、先日31歳を迎えた日本のエース錦織圭選手は、まだまだグランドスラム優勝を目指すことが可能なのか?統計的な面から検証していきたいと思います。
全豪OP2000年以降の優勝者、シングルス平均年齢は26.85歳!
男子シングルス優勝者一覧
2001 | アンドレ・アガシ | 30 | 2011 | ノバク・ジョコビッチ | 23 |
2002 | トーマス・ヨハソン | 26 | 2012 | ノバク・ジョコビッチ | 24 |
2003 | アンドレ・アガシ | 32 | 2013 | ノバク・ジョコビッチ | 25 |
2004 | ロジャー・フェデラー | 21 | 2014 | スタン・ワウリンカ | 28 |
2005 | マラト・サフィン | 25 | 2015 | ノバク・ジョコビッチ | 27 |
2006 | ロジャー・フェデラー | 23 | 2016 | ノバク・ジョコビッチ | 28 |
2007 | ロジャー・フェデラー | 24 | 2017 | ロジャー・フェデラー | 34 |
2008 | ノバク・ジョコビッチ | 20 | 2018 | ロジャー・フェデラー | 35 |
2009 | ラファエル・ナダル | 22 | 2019 | ノバク・ジョコビッチ | 31 |
2010 | ロジャー・フェデラー | 27 | 2020 | ノバク・ジョコビッチ | 32 |
2001年以降、全豪オープンでシングルスに優勝した選手と年齢の一覧です。
最年少優勝は2004年のノバク・ジョコビッチ選手。20歳での優勝でした。
最高齢優勝は2018年のロジャー・フェデラー選手。35歳での優勝でした。
2001年以降の優勝者の平均年齢は…26.85歳!
男子ダブルス優勝者一覧
2001 | ヨナス・ビョルクマン | 28 | トッド・ウッドブリッジ | 29 |
2002 | マーク・ノールズ | 30 | ダニエル・ネスター | 29 |
2003 | ミカエル・ロドラ | 22 | ファブリス・サントロ | 31 |
2004 | ミカエル・ロドラ | 23 | ファブリス・サントロ | 32 |
2005 | ウェイン・ブラック | 31 | ケビン・ウリエット | 32 |
2006 | ボブ・ブライアン | 27 | マイク・ブライアン | 27 |
2007 | ボブ・ブライアン | 28 | マイク・ブライアン | 28 |
2008 | ジョナサン・エルリック | 30 | アンディ・ラム | 27 |
2009 | ボブ・ブライアン | 30 | マイク・ブライアン | 30 |
2010 | ボブ・ブライアン | 31 | マイク・ブライアン | 31 |
2011 | ボブ・ブライアン | 32 | マイク・ブライアン | 32 |
2012 | リーンダー・パエス | 38 | ラデク・ステパネク | 33 |
2013 | ボブ・ブライアン | 34 | マイク・ブライアン | 34 |
2014 | ルカシュ・クボット | 31 | ロベルト・リンドステット | 36 |
2015 | ファビオ・フォニーニ | 27 | シモーネ・ボレッリ | 29 |
2016 | ジェイミー・マレー | 29 | ブルーノ・ソアレス | 33 |
2017 | ヘンリ・コンティネン | 26 | ジョン・ピアース | 28 |
2018 | ヘンリ・コンティネン | 27 | ジョン・ピアース | 29 |
2019 | ピエール・ユーグ・エルベール | 27 | ニコラ・マユ | 38 |
2020 | ラジーブ・ラム | 35 | ジョー・ソールズベリー | 27 |
2001年以降、全豪オープンでダブルスに優勝した選手と年齢の一覧です。
最年少優勝は2003年のミカエル・ロドラ選手。22歳での優勝でした。
最高齢優勝は2012年のリーンダー・パエス選手が38歳、同じく2019年ニコラ・マユ選手が38歳で優勝しています。
2001年以降のダブルス優勝者の平均年齢は…30.02歳!
シングルスと比較すると、3.17歳シングルスの方が若い結果となりました。
全仏OP2000年以降の優勝者、シングルス平均年齢は25.5歳!
男子シングルス優勝者一覧
2001 |
グスタボ・クエルテン |
24 |
2011 |
24 |
|
2002 |
アルベルト・コスタ |
26 |
2012 |
25 |
|
2003 |
ファン・カルロス・フェレーロ |
23 |
2013 |
26 |
|
2004 |
ガストン・ガウディオ |
25 |
2014 |
27 |
|
2005 |
18 |
2015 |
スタン・ワウリンカ |
29 |
|
2006 |
19 |
2016 |
28 |
||
2007 |
20 |
2017 |
30 |
||
2008 |
21 |
2018 |
31 |
||
2009 |
26 |
2019 |
32 |
||
2010 |
23 |
2020 |
33 |
2001年以降、全仏オープンでシングルスに優勝した選手と年齢の一覧です。
最年少優勝は2005年のラファエル・ナダル選手。18歳での優勝でした。
最高齢優勝は2020年の同じくラファエル・ナダル選手。33歳での優勝でした。
2001年以降の優勝者の平均年齢は…25.5歳!
男子ダブルス優勝者一覧
2001 | マヘシュ・ブパシ | 26 | リーンダー・パエス | 27 |
2002 | エフゲニー・カフェルニコフ | 28 | ポール・ハーフース | 36 |
2003 | ボブ・ブライアン | 23 | マイク・ブライアン | 23 |
2004 | グザビエ・マリス | 24 | オリビエ・ロクス | 23 |
2005 | ヨナス・ビョルクマン | 32 | マックス・ミルヌイ | 27 |
2006 | ヨナス・ビョルクマン | 33 | マックス・ミルヌイ | 28 |
2007 | マーク・ノールズ | 35 | ダニエル・ネスター | 34 |
2008 | パブロ・クエバス | 22 | ルイス・オルナ | 27 |
2009 | ルーカス・ドロウヒー | 26 | リーンダー・パエス | 35 |
2010 | ダニエル・ネスター | 37 | ネナド・ジモニッチ | 33 |
2011 | マックス・ミルヌイ | 33 | ダニエル・ネスター | 38 |
2012 | マックス・ミルヌイ | 34 | ダニエル・ネスター | 39 |
2013 | ボブ・ブライアン | 34 | マイク・ブライアン | 34 |
2014 | ジュリアン・ベネトー | 32 | エドゥアール・ロジェ・バセラン | 30 |
2015 | イワン・ドディグ | 30 | マルセロ・メロ | 31 |
2016 | フェリシアーノ・ロペス | 34 | マルク・ロペス | 33 |
2017 | ライアン・ハリソン | 25 | マイケル・ヴィーナス | 29 |
2018 | ピエール・ユーグ・エルベール | 26 | ニコラ・マユ | 37 |
2019 | ケビン・グラビーツ | 27 | アンドレアス・ミース | 28 |
2020 | ケビン・グラビーツ | 28 | アンドレアス・ミース | 29 |
2001年以降、全仏オープンでダブルスに優勝した選手と年齢の一覧です。
最年少優勝は2008年のパブロ・クエバス選手。22歳での優勝でした。
最高齢優勝は2012年のダニエル・ネスター選手。39歳での優勝でした。
2001年以降の優勝者の平均年齢は…30.25歳!
シングルスと比較すると、4.75歳シングルスの方が若い結果となりました。
ウィンブルドン2000年以降の優勝者、シングルス平均年齢は25.52歳!
男子シングルス優勝者一覧
2001 | ゴラン・イワニセビッチ | 29 | 2011 | ノバク・ジョコビッチ | 23 |
2002 | レイトン・ヒューイット | 21 | 2012 | ロジャー・フェデラー | 29 |
2003 | ロジャー・フェデラー | 20 | 2013 | アンディ・マレー | 26 |
2004 | ロジャー・フェデラー | 21 | 2014 | ノバク・ジョコビッチ | 26 |
2005 | ロジャー・フェデラー | 22 | 2015 | ノバク・ジョコビッチ | 27 |
2006 | ロジャー・フェデラー | 23 | 2016 | アンディ・マレー | 29 |
2007 | ロジャー・フェデラー | 24 | 2017 | ロジャー・フェデラー | 34 |
2008 | ラファエル・ナダル | 21 | 2018 | ノバク・ジョコビッチ | 30 |
2009 | ロジャー・フェデラー | 26 | 2019 | ノバク・ジョコビッチ | 31 |
2010 | ラファエル・ナダル | 23 | 2020 | ー | ー |
2001年以降、ウィンブルドンでシングルスに優勝した選手と年齢の一覧です。
最年少優勝は2003年のロジャー・フェデラー選手。20歳での優勝でした。
最高齢優勝は2017年の同じくロジャー・フェデラー選手。34歳での優勝でした。
2001年以降の優勝者の平均年齢は…25.52歳!
男子ダブルス優勝者一覧
2001 | ドナルド・ジョンソン | ー | ジャレッド・パーマー | ー |
2002 | ヨナス・ビョルクマン | 29 | トッド・ウッドブリッジ | 30 |
2003 | ヨナス・ビョルクマン | 30 | トッド・ウッドブリッジ | 31 |
2004 | ヨナス・ビョルクマン | 31 | トッド・ウッドブリッジ | 32 |
2005 | ステファン・フース | 29 | ウェスリー・ムーディ | 26 |
2006 | ボブ・ブライアン | 27 | マイク・ブライアン | 27 |
2007 | アルノー・クレマン | 27 | ミカエル・ロドラ | 26 |
2008 | ダニエル・ネスター | 35 | ネナド・ジモニッチ | 31 |
2009 | ダニエル・ネスター | 36 | ネナド・ジモニッチ |
32 |
2010 | ユルゲン・メルツァー | 29 | フィリップ・ペッシュナー | 26 |
2011 | ボブ・ブライアン | 32 | マイク・ブライアン | 32 |
2012 | フレデリク・ニールセン | 28 | ジョナサン・マレー | 25 |
2013 | ボブ・ブライアン | 34 | マイク・ブライアン | 34 |
2014 | バセク・ポシュピシル | 24 | ジャック・ソック | 21 |
2015 | ホリア・テカウ | 30 | ジャン・ジュリアン・ロジェ | 33 |
2016 | ピエール・ユーグ・エルベール | 24 | ニコラ・マユ | 35 |
2017 | ルカシュ・クボット | 35 | マルセロ・メロ | 33 |
2018 | マイク・ブライアン | 39 | ジャック・ソック | 25 |
2019 | ファン・セバスティアン・カバル | 33 | ロベルト・ファラ | 32 |
2020 | ー | ー | ー | ー |
2001年以降、ウィンブルドンでダブルスに優勝した選手と年齢の一覧です。
最年少優勝は2014年のジャック・ソック選手。21歳での優勝でした。
最高齢優勝は2018年のマイク・ブライアン選手。39歳での優勝でした。
2001年以降の優勝者の平均年齢は…30.08歳!
シングルスと比較すると、4.56歳シングルスの方が若い結果となりました。
全米OP2000年以降の優勝者、シングルス平均年齢は25.2歳!
男子シングルス優勝者一覧
2001 | レイトン・ヒューイット | 20 | 2011 | ノバク・ジョコビッチ | 23 |
2002 | ピート・サンプラス | 30 | 2012 | アンディ・マレー | 25 |
2003 | アンディ・ロディック | 21 | 2013 | ラファエル・ナダル | 26 |
2004 | ロジャー・フェデラー | 21 | 2014 | マリン・チリッチ | 25 |
2005 | ロジャー・フェデラー | 22 | 2015 | ノバク・ジョコビッチ | 27 |
2006 | ロジャー・フェデラー | 23 | 2016 | スタン・ワウリンカ | 30 |
2007 | ロジャー・フェデラー | 24 | 2017 | ラファエル・ナダル | 30 |
2008 | ロジャー・フェデラー | 25 | 2018 | ノバク・ジョコビッチ | 30 |
2009 | ファン・マルティン・デルポトロ | 20 | 2019 | ラファエル・ナダル | 32 |
2010 | ラファエル・ナダル | 23 | 2020 | ドミニク・ティエム | 27 |
2001年以降、全米オープンでシングルスに優勝した選手と年齢の一覧です。
最年少優勝は2001年のレイトン・ヒューイット選手と2009年のファン・マルティン・デルポトロ選手。ともに20歳での優勝でした。
最高齢優勝は2019年の同じくラファエル・ナダル選手。32歳での優勝でした。
2001年以降の優勝者の平均年齢は…25.2歳!
男子ダブルス優勝者一覧
2001 | ケビン・ウリエット | 28 | ウェイン・ブラック | 27 |
2002 | マヘシュ・ブパシ | 27 | マックス・ミルヌイ | 24 |
2003 | ヨナス・ビョルクマン | 30 | トッド・ウッドブリッジ | 31 |
2004 | マーク・ノールズ | 32 | ダニエル・ネスター | 31 |
2005 | ボブ・ブライアン | 26 | マイク・ブライアン | 26 |
2006 | マルティン・ダム | 34 | リーンダー・パエス | 32 |
2007 | シーモン・アスペリン | 33 | ユリアン・ノール | 33 |
2008 | ボブ・ブライアン | 29 | マイク・ブライアン | 29 |
2009 | ルーカス・ドロウヒー | 26 | リーンダー・パエス | 35 |
2010 | ボブ・ブライアン | 31 | マイク・ブライアン | 31 |
2011 | ユルゲン・メルツァー | 30 | フィリップ・ペッシュナー | 27 |
2012 | ボブ・ブライアン | 33 | マイク・ブライアン | 33 |
2013 | リーンダー・パエス | 39 | ラデク・ステパネク | 34 |
2014 | ボブ・ブライアン | 35 | マイク・ブライアン | 35 |
2015 | ニコラ・マユ | 34 | ピエール・ユーグ・エルベール | 23 |
2016 | ジェイミー・マレー | 29 | ブルーノ・ソアレス | 33 |
2017 | ジャン・ジュリアン・ロジェ | 35 | ホリア・テカウ | 32 |
2018 | マイク・ブライアン | 39 | ジャック・ソック | 25 |
2019 | ファン・セバスティアン・カバル | 33 | ロベルト・ファラ | 32 |
2020 | マテ・パビッチ | 27 | ブルーノ・ソアレス | 37 |
2001年以降、全米オープンでダブルスに優勝した選手と年齢の一覧です。
最年少優勝は2015年のピエール・ユーグ・エルベール選手。23歳での優勝でした。
最高齢優勝は2018年のマイク・ブライアン選手、2013年のリーンダー・パエス選手。ともに39歳での優勝でした。
2001年以降の優勝者の平均年齢は…31歳!
シングルスと比較すると、5.8歳シングルスの方が若い結果となりました。
まとめ
「【考察】男子テニス選手のピークは何歳か?グランドスラム優勝者の年齢を徹底検証!」ということで、お届けしてきました。
いかがでしたか?
まとめると、
- 全豪OPの優勝者平均年齢はシングルス26.85歳、ダブルス30.02歳
- 全仏OPの優勝者平均年齢はシングルス25.5歳、ダブルス30.25歳
- ウィンブルドンの優勝者平均年齢はシングルス25.52歳、ダブルス30.08歳
- 全米OPの優勝者平均年齢はシングルス25.2歳、ダブルス31歳
(すべて2001年以降の平均)
ということがわかりました。
四大大会全大会での平均は、シングルス25.76歳。ダブルス30.33歳でした。
2014年錦織圭選手が、全米オープンの決勝まで進みましたが、あの時が24歳ですから、シングルスのピーク真っ只中だったと言えそうですね。
その錦織圭選手も、現在31歳になりました。
ビッグ3で見れば、30代を過ぎてもグランドスラム優勝などの活躍がありますが、ビッグ3以外でいうと30代でのグランドスラムタイトルはアンドレ・アガシ、ピート・サンプラス、スタン・ワウリンカの3名のみ。(2001年以降)
錦織選手の年齢を見るとダブルスの活躍はあっても、シングルスの躍進というのは、年齢だけ見るとなかなか厳しいという印象を受けてしまいますね。
しかしながら、管理人個人としては、2021シーズンが錦織圭選手が怪我無く、安定して良いプレーができるように、応援したいですね。
このページは以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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