2020年ATPファイナルズ初戦では、ラファエル・ナダルがアンドレイ・ルブレフを6-3,6-4で下し、ファイナルズ初優勝に向けて好発進を切りました。
四大大会(グランドスラム)では通算男子歴代最多タイとなる20勝目を挙げているナダル。
その輝かしい戦績の中では、この大会が手にしていない最大のタイトルとなるため、今大会へのモチベーションはとても高いと言われています。
さて今回は、多くの注目を集めるナダルの性格や結婚相手、たびたび注目される筋肉や名言についてまとめていきたいと思います。
ラファエル・ナダルの基本のプロフィール
ラファエル・ナダルは、スペインのマヨルカ島出身。身長185cm、体重85kg、左利きの選手です。フォアハンド・ストロークは片手打ち、バックハンド・ストロークは両手打ち。
ATP(男子プロテニス協会)ツアーで、ナダルはシングルス86勝、ダブルス11勝と輝かしい成績を挙げています。また、シングルス優勝86回のうち、60回がクレーコート(土のコート)での優勝であり、赤土の王者、クレーキングと異名がつくほどクレーコートを得意としています。
「BIG4」として数々の大会で優勝を分け合ってきたナダルのライバルは次の3選手
・ロジャー・フェデラー(スイス出身、185cm、85kg、右利き)
・ノバク・ジョコビッチ(セルビア出身、188cm、80kg、右利き)
・アンディー・マレー(イギリス出身、190cm、84kg、右利き)
※ちなみに、われらが日本の錦織圭は、178cm、75kg、右利きです。
ナダルは幼少時から一貫して叔父のトニー・ナダル氏をコーチとしています。これは大変珍しいことで、テニス界ではコーチの契約が見直されることは少なくありません。昨年10月に錦織圭がダンテ・ボッティーニ氏とコーチ関係を解消したことはまだ記憶に新しいですね。
ナダルは、ATPが選出するATPワールドツアーアワードで、スポーツマンシップ賞を二度受賞しています。選手間の投票によって決定されるこの賞で、彼がライバルたちに認められる紳士な立ち居振る舞いができるのは、幼少時からナダルに対して厳しくテニスを教えた、叔父のトニー・ナダル氏のおかげではないでしょうか。
私たちアマチュアのテニスプレイヤーであっても、特に若くして成功した選手は、自分を過大評価して横柄な態度をとってしまうことが多々あります。「強い=えらい」と勘違いしてしまうのでしょう。
しかし、強いこととえらいことは一致しません。真に強いプレイヤーというのは、実力があるからといって決しておごることなく、真摯にテニスに向き合う姿勢をもっています。そして、ナダルはそれらをライバルたちに示すことで、実力だけでなく人柄も認められているのではないでしょうか。
ラファエル・ナダルの嫁は誰?超美人ってホント!?
2019年10月、ナダルは長年のガールフレンドと結婚しました。結婚相手は、マリア・フランシスカ・ペレロさん。
ツアーを統括するATP公式インスタグラムでは、若かりし日の2ショットを画像付きで公開しています。ファンからは結婚を祝うコメントで溢れています。
写真は@atptourインスタより
お嫁さんとなられた、マリア・フランシスカ・ペレロさんですが、ナダルと同じスペインのマヨルカ島出身だそうで、学生時代からのお付き合いだとか。本当に美男美女ですよね。
15年もお付き合いされているとのこと、ナダルのテニスでの大活躍の裏には、ガールフレンドの支えがあったのかもしれません。
二人は、育った故郷ですでに結婚式を挙げています。350人ほどのゲストを呼んで開かれた盛大な結婚式では、地元マヨルカ島でミシュランの星をもつシェフの料理でもてなしたとか。
ナダルとライバル関係であり、友人でもあるロジャー・フェデラーが参列するのでは?と多くのテニスファンが期待しましたが、フェデラーは招待されなかったようです。しかし、フェデラーは挙式当日に祝福のメッセージを送ったとか。世界が注目する二人の関係、とっても素敵ですね。
最愛の伴侶を得て、今後の活躍にも期待できますね。現在開催中のデビスカップでの活躍はもちろん、来年行われる東京オリンピックでのメダル、ナダル夫妻の姿が見られるのかが今からとっても楽しみです。本当におめでとうございます!
ラファエル・ナダルの筋肉がすごい!
ラファエル・ナダルといえば、「筋肉がすごい!」とたびたび話題になっています。ナダルがテニスで素晴らしいパフォーマンスを発揮できるのは、間違いなく全身を覆う筋肉!!くっきりと分かれた腹筋、ラケットを持つ腕の筋肉は、見とれてしまうほどです。
調べたところ、発達した筋肉に注目した海外の記者から、筋トレについての質問を受けていました。しかし、その問いに対してナダルは「遺伝的なもの」と回答。
実際、筋肉をつける目的での筋トレはおこなっていないそうです。ナダルの叔父(トニー・ナダル氏とは別の叔父)は元スペイン代表のサッカー選手といいますし、ナダルの恵まれた肉体は、遺伝によるものもあるようです。
しかし、遺伝だけでこれほどの肉体美を手に入れることはできませんよね。具体的な方法については明かされていませんが、プロテニスプレイヤーとして必要な筋肉を鍛えるために、チューブや振動マシーンを使用したトレーニングを、ジムに通って行っているそうです。
また、ナダルがジャパンオープンに参加した際、日本のアニメ「ドラゴンボール」の大ファンであることを明かしました。DVDも全部そろえており、孫悟空をマネして体を鍛えたり、ドラゴンボールをイメージしてウエアのデザインをしたという話もあります。強靭な肉体からは想像しにくいですが、おちゃめな一面もあるんですね。
ラファエル・ナダルの名言まとめ
長い間、世界のトップを争ってきたラファエル・ナダルにはたくさんの名言も残っています。その一部を紹介します。
負けた経験がなければ、勝ったときの喜びは味わえない。
だから両方、受け入れなければならないんだ。
今でこそナダルは世界No.1ですが、そんなナダルであっても、けがに悩まされたり、思うように勝てない時期がありました。
しかし、「負けて悔しい」、「勝ってうれしい」だけにとどまらず、「負けた経験があったから、この勝利がある」とどんな結果であっても受け入れることの大切さをナダルは知っているんですね。
プロとアマチュアで立場は違っても、考え方は真似することができます。私たちも見習いたいものですね。
大切なのは世界で一位になることではなく、
健康で楽しい人生をおくれているかということ。
家族やプライベートも大切にすることで知られているラファエル・ナダル。この名言からも、その人柄がうかがい知れます。
とにかくがむしゃらにテニスに全力を注いでいるのではなく、まずは健康で楽しい人生をおくれるということに感謝をしつつ、その上でテニスも全力で楽しむ!健康でなければ世界№1は望めないですもんね。
勝利をもたらす感動は、
それまでに費やした努力に直接比例する。
「努力に努力を重ねて、その先に栄光がある。努力せずして勝利はない」ということでしょうか。世界№1のラファエル・ナダルが言うからこそ、この言葉に重みがあります。
私も学生時代はたくさんたくさん練習をしました。中途半端な頑張りでは、中途半端な結果で終わる。やはり、ここ一番で自分でも感動できるような勝利を勝ち取った時というのは、そのためにおこなった努力の数々があるからこその感動だったように思います。
頑張るということに尺度はないので、抽象的ではありますが、頑張った先にしか勝利の感動はないと思えば、苦しい時のあと一歩も踏みだすことができるのかもしれません。
まとめ
どうでしたか?多くのファンやライバル選手たちに愛されるラファエル・ナダルの魅力について、おわかりになったでしょうか?
ナダルはやっぱり性格が素晴らしいですね。そして、結婚相手のマリア・フランシスカ・ペレロさんは超美人でした!またドラゴンボール好きという意外な一面も知ることができましたね。テニスを極めたナダルの名言。私たちも心にとめて、日々の練習に励みましょう。
ナダルの試合を見るときは、ぜひ肉体美や会見で話される名言にも注目してみてください。