雨が降るとテニスの練習を予定していても、「雨で流れてしまったー!」という方もいるのではしょうか?
前回に引き続き、雨の日にピッタリのテニス上達法についてお届けしていきたいと思います。
【雨の日だからこそ】テニスノートを書く
前回の記事では主に体を動かすトレーニングを中心にご紹介してきましたが、このページでは雨の日にやりたい頭のトレーニングということで、身体は動かさないけれどテニスに役立つ内容について取り上げていきたいと思います。
はじめにご紹介するのは、【テニスノート】です。
これまでにも何度もお勧めしているので「またかよ!」と思われるかもしれませんが、雨の日だからこそテニスノートを書いて見ませんか?
テニスノートのメリットは上の記事で詳細に書かせてもらっているので、気になるかたは読んでみてください。
で、メリットをふまえて、雨で時間がある時だからこそ、テニスノートで自分を顧みる時間をつくってほしいなぁと思います。
ノートに書く内容は本当になんでもいいです。
例えば…
- 直近の練習で上手くいったこと・ダメだったこと
- 直近の試合で良かった点・悪かった点
- 誰かからもらったアドバイスを備忘録的に
など。
そして、せっかく雨の日でテニスもつぶれて時間があるのだから、少し掘り下げてみましょう。
例えば、「練習でボレーのネットが多かった」と振り返ったのであれば、次の練習ではどうするのかを考えます。
改善点は「振り過ぎていたから気をつける」でも、「構えるのが遅かったから早くしてみる」でもなんでもOKです。自分で考えて、自分なりの答えでいいのでノートに書きます。
で、次の練習では、ノートに書いた改善点を実際に意識してみましょう。
そして、意識してみた結果、良かったのか悪かったのか。練習が終わったら、ノートに振り返りましょう。
もし、改善点を意識しても同じようにネットが多かったのであれば改善すべきところはそこではなく、ほかにあったということです。
逆に、改善点を意識したらネットが少なくなったとします。
そうなったら、しめたもの。
もし、またネットが多いことに悩んだら、ノートを読み返せば、解決策が書いてあるということになります。
このように悩みにぶつかったときは、まずはノートに書いて見ましょう。
そして、考える癖をつけましょう。
人間の記憶には限界がありますが、ノートに記録しておけば忘れてしまっても、思い出すことができます。
前に悩んだ悩みでも、再び悩むことがあります。前回はどうしたらこの壁を乗り越えられたんだっけ?とノートをめくるとそこには自分だけの答えがかいてあるのです。
毎回書くことは大変だと思いますが、雨のときだけ、時間があるときだけ、テニスノートを引っ張りだして、日ごろのテニスを振り返る時間を作ってみてください。
試行錯誤を積み重ねてきたテニスノートは、いつか財産になります。
【雨の日だからこそ】メンタルトレーニング
つづいて、おすすめするのは【メンタルトレーニング】です。
みなさんは、メンタルトレーニングやったことありますか?
メンタルというものは、生まれ持った性格やこれまで育った環境など、さまざまな影響をうけます。
が、基本的にはトレーニングでどうにかなるもの。
メンタルトレーニングをすることで、ストレスをコントロールしたり、集中力を持続することができたりと、試合におけるパフォーマンスに直結するため、やったことない人はぜひ取り入れてほしいです。
メンタルを強くするには、練習では試合のような緊張感をもって、試合では練習のようにリラックスしてプレーすることが大切です。
…そうはいっても難しいですよね。
例えば、球出し練習。
10球中2~3球入ればいいや~というメンタルで、エース級のショットをただただ気持ちよく打ったり、逆に失敗ばかりしていませんか?
成功率2割~3割のショット。
それ、試合で使えますか???という話です。
試合では常に緊張感が漂い、もう1球も失敗できないという緊迫した場面が出てきます。
そんなとき、さきほどのような練習しかしてこなかったら、ぜんぜん自信をもって打つことなんてできませんよね。当然必要以上に委縮してしまうでしょう。
逆に…
練習の時から、「10球中7~8球は絶対コートに入れる」という目標をたて、あえてプレッシャーをかけて練習をしていたとしましょう。
目標をたてたあなたは、7割~8割コートに入れるためにはどれくらいのスピードで、どのくらいの回転でうったらいいのか。考えながら練習しますよね。
気持ちよく打ってたら、とてもじゃないけど8割入れることはできないですから。
考えながら練習したあなたは、本番の試合で緊迫した場面になったとき、このスピードでこれくらいの回転だったら私は8割コートに返球することができる、と自信をもってスイングすることができるというわけです。
つまり、メンタルは一朝一夕にどうにかなるものではなく、すでに練習の時からトレーニングが始まっているのです。
もっというと、オンコートの練習でなくても、メンタルトレーニングはすることができます。
有名な話ですが、松岡修造さんはレストランに行くと「5秒でメニューを決める」んだそうです。
それは、決断力を養うため。
テニスの試合ではつねに決断の連続です。サーブをどこに打つのか。相手のボールをどこに返球するのか。前にでるのか、下がるのか…など。あらゆる場面で、決断することが求められます。
ましてや松岡修造さんはプロとして世界のトップで活躍してきました。
プロの試合では、一瞬でも気を抜けば、その隙をついて相手が攻めてきます。
メニューを決めるときにモタモタするような習慣をつけてしまうと、試合中も必ず同じように迷いが出てしまう。そうならないために、松岡修造さんは普段から瞬時に決断・判断する力を養うトレーニングをしているんだそうです。
テニスはメンタルのスポーツです。
最後まであきらめない強い心をもった人が、最後に勝利をつかみます。
日ごろの練習はもちろん、雨や雪などで外で練習ができない時は、少し立ち止まって、メンタルに目をむけてもいいかもしれませんよ。
【雨の日だからこそ】テニス動画をみる
最後は【プロの試合やレッスンの動画を見る】ということです。
いまは、youtubeなどで検索すればすぐにプロの試合など見ることが出来ます。
また、鈴木貴男プロや西岡良仁プロなど、プロ選手がyoutubeでレッスン動画をあげてくれていたりします。
そういったものを見て、自分にたりないものを見つけるというのも、雨の日で時間があるときに有意義な時間となるのではないでしょうか。
自分のフォームを動画で撮っているのであれば、プロとどう違うのか比較してみてもいいでしょう。
また、フットワークの違いについても見てみるとおもしろいかもしれません。
もし試合動画を見るというのであれば、ただ茫然と試合を観戦するのではなくて、できれば「サーブはどういう配球で組み立てているのか」「どういう作戦でポイントを取ろうとしているのか」など、試合のポイントを一つ一つ分析するつもりで見ていくとすごく勉強になります。
前述したテニスノートを用いて、動画をみて気づいたことを書いてみるというのもいいかもしれません。
一人で見るのは飽きちゃうし、分析って言ってもわからないよ…という場合は、おもいきって「練習する予定だった人」と一緒に動画をみるというのも一つの手です。
人によって着眼点は違うし、「この人はそういうところを見るんだ」とか自分だけでは気づかなかったポイントに気づけることもありますので楽しいと思いますよ。
まとめ
いかがでしたか?
このページでは「【テニス】雨の日にはどんな練習ができる?【頭のトレーニング編】」ということでお届けしてきました。
- テニスノート
- メンタルトレーニング
- 動画を見る
ということで、前回の【体のトレーニング編】とはことなり、全く身体を動かさない内容になっています。
これは、雨や雪など天候不良のときだけでなく、たとえば怪我でテニスができない時とかにもぜひ取り組んでほしいなぁと思います。
各項ごとに、関連ページも貼っておきましたので、そちらも合わせてみてもらえるとより理解が深まるかなぁと思います。
今回はここまでです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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