「テニススクールに行っているのに全然上達しない」「どれくらい通えば上のクラスに行けるの?」みなさんが日々感じているテニススクールで本当に上手くなるのかについて、テニススクールでコーチとして勤務している管理人がすべて話します。
テニススクールで上達しないって本当?
テニススクールで教えていると、しばしばこう言われることがあります。
本当によくある質問です。
またこういう質問も多いです。
このページを読んでいる方も、同様の疑問を抱いたことがあるかもしれません。
では、テニススクールに通っている人たちの多くが、どうして上手くならないのか。
一緒に考えてみましょう。
テニススクールで上達する人・しない人
さて、テニススクールで上達できないのはなぜかということですが、実は一部の人はちゃんと上達しています。
そうなんです、多くの人は上達していないけれど、一部の人は上達しているのです。
それはなぜか。
レッスンに対する姿勢やレッスン以外の時間の使い方に違いがあるのです。
下記の表で違いについて見ていきましょう。
上手くなる人 | 上手くならない人 |
スクールだけで上達できないことを知っている | スクールだけで上達できると思っている |
スクール以外で運動をしている | スクール以外でほとんど運動をしない |
レッスンに対する姿勢が能動的 | レッスンに対する姿勢が受け身 |
明確な目標をもっている | 漠然とうまくなりたいと思っている |
どうでしょうか?
あなたに当てはまる項目はありましたか?
それでは具体的に説明していきます。
上手くなる人の特徴
上手くなる人は、「こんなショットが打ちたい」とか「○○という大会で勝ちたい」、「あの人に勝ちたい」など明確な目標をもっていることが多いです。
そのため、レッスンに臨む姿勢が自然と積極的になります。
また、明確な目標を達成するために、コート以外でもテニスに時間を割いています。
それは例えば、素振りをしてみたり、サーブのトスの練習をしてみたり、壁打ちをしてみたり。グリップテープを巻き替えたり、テニス雑誌を読んだり、プロの動画を見たりといったことです。
そして、コート以外でテニスに時間を費やすことで、次週のレッスンに対するモチベーションが高まります。
「来週のレッスンではこのサーブを真似してみよう」「次のレッスンでコーチにこんな質問をしてみよう」という具合にです。
コーチという職業についている以上、生徒さん一人一人平等に教えるというのがもちろん大前提です。
一方で、コーチも一人の人間です。
生徒さんの方からいろいろと質問をしてくれたり、こちらの言うことに対して真剣に話を聞いてくれると、コーチも「もっと教えてあげたいな」という気持ちになります。
上手くなりたいなら、このコーチに「もっと教えたい」という気持ちにさせることがポイント。
同じレッスン料を払っているのですから、たくさんアドバイスがもらえたほうがおトクであることは言うまでもありません。
上手くならない人の特徴
逆に上手くならない人はどうでしょうか。
テニススクールに通うことで、テニスをしているつもりになっています。
でも、冷静に考えてみましょう。
テニススクールで練習するのは1時間30分程度ですよね。
スクール以外でテニスの時間がないのであれば、1週間のうちテニスに関するのはたったの1時間30分です。
これは逆を言うと、6日と22時間30分はほかのことをしているということです。
学生時代の勉強を思い出してください。
1週間のうちたったの1時間半勉強をしただけで、勉強が身につくと思いますか?
身につきませんよね。
1週間後、その続きの勉強をしたとしても、まずは先週の内容を思い出すのがやっとではないでしょうか?
これで完璧に勉強が覚えられたら、天才ですよね。
上達しない人がやっているのは、このような勉強法と同じなのです。
テニスをするのはスクールの1時間半だけ。
レッスン中は基本受け身な姿勢。
スクール以外ではテニスの時間は皆無。
テニス以外の運動も基本はやりません。
このような状態ではとてもじゃないですが、上達は難しいです。
逆にこれで上達できるなら、プロになれる素質があるかもしれません(笑)
テニススクールは辞めたほうがいいってこと?
テニスを自分でやろうとすると、自分でコートを確保して、自分でボールを用意して、自分で相手も見つけなければなりません。
同じくらいのレベルの人で、その時間にテニスができるメンバーを複数人集めるというのは結構骨が折れます。
また、レンタルコートはアウトドアコートが多いので、雨天の時には練習ができません。
小雨の時や、振りそうだけどまだ降っていないという場合には、やるかどうかを自分で判断して、メンバーに連絡をするという手間が生じます。
一方で、テニススクールでテニスをする場合はどうでしょうか。
受講しているレッスンの時間に行けば、コートとボールは用意してあります。
クラス分けがされているので、同じくらいのメンバーが集まります。
また、コーチがいるので、確実に自分より上手い人と打ち合うことができます。
アウトドアコートの場合は雨天中止もありますが、最近のスクールはインドアが増えてきています。
天候に関係なく、その時間はテニスをすることができるということです。
定期的に、確実に、しかも整った環境の中でプレーすることができるという意味でも、テニススクールへ通うことはメリットが多いといえるのではないでしょうか。
ズバリ!テニススクールで上手になる方法とは
それでは、どうすればテニススクールに通いながら上手くなるのか。
スクールで上達するにはどうしたらいいのかについて管理人の考えをお伝えします。
まずは「テニススクールだけでは上達できない」ことを知りましょう。
テニススクールは、「いろいろな人が」「いろいろな目的をもって」集まっています。
例えば、「ガッツリ汗をかきたい!」「試合に勝ちたい」「健康のために足腰を鍛えたい」「ダイエットのために楽しく体を動かしたい」という具合にです。
そんないろいろな目的を持っている人に対し、テニスのルールやテクニックを教えるところがテニススクールです。
それを受けて上達するためには、各自がスクール以外でテニスの時間をいかにつくれるかにかかっていると思います。
テニスは一朝一夕で上手くなるものではありません。
上達を目的とする場合に、具体的には次のようなステップを踏んでいきましょう。
- スクールで教えられたことを、まずは頭でしっかりと理解をしましょう。そのために、わからない部分や疑問点はその場でコーチに確認しましょう。
- 自宅で素振りをしたり、コートを借りたりして、反復練習や実践練習を重ねてください。
- そのうえで見つかった疑問点は忘れないようにメモをとるようにしましょう。
- 次のレッスン時に、コーチに質問をしたり球出しで練習するなどして疑問をクリアにします。
- レッスンで新しい内容を覚えます。
1~5の繰り返しで、上達の速度は今より確実に上がるでしょう。
そして、よりレベルアップを目指すなら、試合に出ましょう。
レッスンで習い、反復練習した内容が自分に身についているのか、実践で使えるスキルになっているのか、それを確認するには試合にでるのが一番です。
試合に出ると、新たな課題が出てきます。
その課題の改善という目標を持つことで、さらにスクールでのレッスンに対して積極的に臨むことができるようになります。
まとめ
今回はテニススクールでの上達には限界があるというお話をしてきました。
いかがでしたか?
みなさんは上手くなりたいですか?
運動不足の解消やストレス解消、健康維持としての位置づけでしょうか?
前者であれば、テニスに対する向き合い方を一段レベルアップすることをおすすめします。
後者であれば、今のままでもいいでしょう。
テニススクールはいろいろな人が、いろいろな目的で通っています。
上手くなりたいのであれば、テニススクールの時間以外でテニスと向き合う時間の確保を頑張ってみましょう。
今回は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
新型コロナウィルスの脅威が一日も早くおさまりますように。
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