全豪オープンテニス2020でベスト8に進出したミロシュ・ラオニッチ選手。ここ6年間で5度目の準々決勝進出となったラオニッチ選手にとっては、全豪オープンは相性のいい大会です。今回は、ラオニッチ選手にスポットを当てて、プロフィールやプレースタイル、またこれまでの主要な大会成績についてもまとめます。
ミロシュ・ラオニッチの身長体重年齢などwiki的プロフィール
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ミロシュ・ラオニッチ選手は、1990年12月27日生まれの現在29歳です。身長196cmと長身で、体重は98kg。右利きで、バックハンドは両手打ちです。
モンテネグロ出身のラオニッチ。3歳でカナダに移住し、カナダの地でテニスと出会いました。テニスを始めたのは8歳の頃。
早朝と放課後の練習を毎日欠かさないラオニッチは、出席時間を減らすことを学校から許可されますが、勉強にも励み、中学校課程の82%を修了したと認められて1年早く卒業することができました。
2007年、新しく設立されたカナダ国立テニスセンターに練習拠点を移し、2008年プロに転向。
出典:https://x-counter.com/raonic/#toc6
真面目と言われるラオニッチらしいエピソードですね。文武両道を地で行く選手です。素晴らしい。
ラオニッチ選手が2008年にプロへ転向してから、これまでにATPツアーで8度のシングルス優勝があります。世界ランキングでのキャリアハイは2016年に記録したシングルス第3位です。
世界ランキング3位まで順調に駆け上がったラオニッチ選手ですが、その後成績が低迷。そこにはラオニッチのキャリアにつきまとう、怪我との戦いがありました。
実はラオニッチ選手、キャリアで3度も手術を受けています。1度目は2011年に右臀部、二度目は2015年右足、最後は2017年左手首の手術です。
ラオニッチはほかにもあらゆる怪我に対応してきました。一度怪我をしてしまうとその後のリハビリや機能の回復など、完全復活には時間がかかります。再度痛める危険性もあります。
結果、ランキングが下がり、大会に復帰できたとしても大会序盤で上位の選手と戦う羽目になり、なかなか勝ち進むのが困難です。ランキングは思うように上がらずに、バッドスパイラルへ陥ります。
一方、長年トップを牛耳っているビック3をみると、やはりトップで活躍するためには、怪我をしないで長期間を通していいプレーをし続けられる肉体づくりが大切だと感じさせられます。
ミロシュ・ラオニッチの彼女が可愛い!結婚は?
ラオニッチに彼女はいるのか?気になりますよね。調べてみました。すると、2015年頃からある女性と交際していることがわかりました。
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彼女の名前はダニエル・クヌッドソン。1989年7月17日生まれの現在30歳です。ラオニッチ選手より一つ年上になります。気になる職業ですが、モデルさんだそうです。
美しいですよねぇ。GUESSやカルバン・クラインなどのモデルを務めていたそうで、カナダを代表する世界的にも有名な美人モデルなんだそうですよ。
さらにダニエル・クヌッドソンさんは、あのジャスティン・ビーバーからも口説かれていたというエピソードもあるんですよ。そりゃぁ、ラオニッチもメロメロになっちゃいますよね。
ただこの彼女、2017年頃まではラオニッチの試合を見に会場に姿を見せることが多かったのですが、現在はあまり見かけません。
ツーショット写真も見られないので、もしかしたら破局しているなんてこともあるかもしれませんね。
しかし、もし続いているとしたら、5年近く交際していることになりますし、年齢を考えても結婚ということもあるかもしれません。新たな情報が入り次第追記します。お楽しみに!
ミロシュ・ラオニッチの主要な大会結果とランキング推移について
ここからは、ラオニッチ選手のこれまでの戦績についてみていきたいと思います。
2011.2 SAPオープン優勝 7-6,7-6フェルナンド・ベルダスコ
2012.1 エアセル・チェンナイ・オープン優勝 6-7,7-6,7-6ヤンコ・ティプサレビッチ
2012.2 SAPオープン優勝 7-6,6-2デニス・イストミン
2013.2 SAPオープン優勝 6-4,6-3トミー・ハース
2013.8 ロジャーズ・カップ準優勝 2-6・2-6ラファエル・ナダル
2013.9 タイ・オープン優勝 7-6,6-3トマシュ・ベルディヒ
2014.8 シティ・オープン優勝 6-1,6-4バセク・ポスピシル
2014.10 パリ・マスターズ準優勝 2-6.3-6ノバク・ジョコビッチ
2015.9 サンクトペテルブルク・オープン優勝 6-3,3-6,6-3ジョアン・ソウザ
2016.1 ブリスベン国際優勝 6-4,6-4ロジャー・フェデラー
2016.3 BNPパリバ・オープン準優勝2-6・0-6ノバク・ジョコビッチ
2016.7 ウィンブルドン準優勝 4-6,6-7,6-7アンディ・マレー
(太字はマスターズ1000、グランドスラム)
4大大会の最高成績は2016年ウィンブルドン準優勝。次いで2016年全豪ベスト4となっています。全豪に限っては、過去6年間で5度QFに進出しています。相性の良さがわかりますね。
続いてはランキングについてです。
14年末 8位 (ウィンブルドンでベスト4)
15年末 14位
16年末 3位 (全豪ベスト4、ウィンブルドン準優勝)
17年末 24位
18年末 18位
19年末 31位
ランキングのキャリアハイは2016年の3位。2016年は全豪でベスト4、ウィンブルドンで準優勝していますが、ほかにもインディアンウェールズで準優勝、シンシナティとツアーファイナルでベスト4と目覚ましい活躍をしています。
その後はプロフィールで前述したとおり、怪我や手術でツアー離脱を繰り返すなど、思うような結果が出せない状況が続いています。
一方で、現在開催している全豪オープンでラオニッチは、怪我の悩みから解放されたことに対して「最高の気分だ」と話しています。このことからも、現在のラオニッチのコンディションの良さがうかがえますね。
次戦は、明日ベスト4をかけてジョコビッチと対戦します。絶好調のラオニッチが、ディフェンディングチャンピオンであるジョコビッチにどこまでくらいついていけるのか。注目です。
ミロシュ・ラオニッチのプレースタイルと錦織圭の対戦成績
ここからはラオニッチのプレースタイルに触れていきたいと思います。
ラオニッチのプレースタイルはビックサーバーですね。何といっても、196cmの長身から繰り出される最高250km/hのサーブが武器です。
以前はサーブだけの選手という印象もありましたが、近年はサーブと強烈なフォアハンドの他に、ネットプレーでのポイントも増えてきていて、そのスタイルを進化させている印象です。
反対に、ラオニッチとライバルと称されることも多い錦織選手は、リターンを得意とし、プレースタイルはアグレッシブベースライナーといえます。
さぁ、ここからは「ビックサーバー」ラオニッチと「リターナー」錦織圭、正反対のライバル二人の対戦成績についてみていきたいと思います。
二人の対戦は過去に7試合ありました。勝敗は、錦織が5勝、ラオニッチが2勝で錦織が勝ち越しています。
2015デビスカップ3-6,6-3,6-4,2-6,6-4 錦織の勝利
2015ブリスベン国際7-6,6-7,6-7 ラオニッチの勝利
2014楽天ジャパンオープン7-6,4-6,6-4 錦織の勝利
2014全米オープン4-6,7-6,6-7,7-5,6-4 錦織の勝利
2014ウィンブルドン6-4,1-6,6-7,3-6 ラオニッチの勝利
2014ムチュア・マドリード・オープン7-6,7-6 錦織の勝利
2012楽天ジャパンオープン7-6,3-6,0-6 錦織の勝利
(太字はフルセットにもつれた試合)
まず、太字に注目してほしいのですが、7試合中5試合でフルセットにもつれ込む戦いをしています。また、フルセットまで戦わなかった2試合も、タイブレークを含む戦いです。
ライバルと言われるだけあって、非常に実力が拮抗していると言えますね。しかしながら、2015年のデビスカップを最後に両者の対戦はありません。
最後の試合から5年がたち、今二人が再びライバル対決をすると、どんな試合になるのでしょうか。想像もつきませんが、いまは錦織選手の完全復活を待ちたいと思います!(ラオニッチ、それまで怪我しないでね(笑))
まとめ
いかがでしたか?
ここまで、ラオニッチについてみてきました。
長身から繰り出すサーブを武器に、さらにプレースタイルを進化させてきていることが分かりましたね。
また、とびきりかわいい彼女がいる(いた?)ことがわかりました。
そして、怪我に悩まされてきたキャリアでしたが、現在は負傷から解放されて最高の気分でプレーに集中できていることもわかりましたね。
明日戦われる、全豪オープンQF対ジョコビッチ戦ではどんなプレーが見られるのか楽しみです。応援しましょう。