テニス上達法

ライジングは本当に難しい?!ライジングのコツとライジングを打つメリットについても【テニス上達法】

こんにちは、まぁちゃんです。今回のテーマはライジングショットです。前回の投稿でスピードボールについて取り上げましたが、スピードボールよりもまぁちゃんが多用しているのが今回のテーマでご紹介するライジング。皆さんはライジングショット打ちますか?このページではライジングのコツや打つメリットについてお届けしたいと思います。



ライジングショットとは?

ライジングショットというと、日本テニス界のレジェンド「クルム伊達公子さん」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?

決して体格に恵まれていたわけではない伊達公子さんが、世界4位まで上り詰めたのは、ライジングショットを極めたからと言われています。

 

そもそも、ライジングショットとはどのようなショットでしょうか?

まずはライジングについて説明したいと思います。

 

ライジングショットは、ストロークの一種です。

通常、ストロークはボールがワンバウンドした後、再び落ちてきたところを打ちますね。

一方、ライジングショットはバウンドしてから頂点に上がりきる前、または弾んだボールの高さが頂点に達したところで打ちます。

 

「ライジング」には「上がる」「昇る」といった意味があります。

ライジングショットはその言葉通り、ボールがバウンドして上がりきる前に通常より速いタイミングで打つショットということです。

 

ライジングショットは一般的に上級者向けのショットとよく言われますが、あくまでストロークの一種。コツさえつかんでしまえばそこまで難しいショットではありません。

むしろライジングショットを使うことでたくさんのメリットがあるので、是非いろんなレベルの方に挑戦してほしいなぁと思います。



ライジングショットを打つコツ

さて、ライジングショットについては理解できたかと思います。

前述した通りライジングはあくまでストロークの一種ですから、コツさえつかんでしまえばさほど難しいわけではありません。

では、練習の際にどのようなところを気をつければいいのか?

ライジングのコツをご紹介します。

  1. バウンドに近づくフットワーク
  2. コンパクトなテイクバック
  3. 最低限のスイング
  4. 身体を上下動させない
  5. リラックスすること

です。

これら5点を意識すると、ライジングの安定性が増していくので、是非チャレンジしてみてください。



では一つ一つ見ていきましょう。

バウンドに近づくフットワーク

ライジングを打つためには、ボールの落下点の近くに自ら進んで近づく必要があります。

後ろでボールを待っているようでは、ライジングショットはいつまでも打つことができません。

ボールの落下点を予測し、バウンドに近づくフットワークが必要だということを覚えておきましょう。

コンパクトなテイクバック

つづいて、コンパクトなテイクバックです。

相手が打ったボールの落下点に近づき、速いタイミングでとらえるためには、大きくテイクバックをしていては、振り遅れてしまいます。

テイクバックは小さくして、「ボールを前でとらえる」ことに集中してあげることで、ライジングの精度が高まります。



最低限のスイング

つづいては、スイングについてです。

前述したとおりに「ボールを前でとらえる」ことに注力したいので、スイングも最低限でOKです。

どちらかというと、ボレーのようなイメージであまりスイングし過ぎず、フラットにボールに合わせるようにラケットを出してあげると、ライジングのタイミングで打ちやすくなります。

慣れてきたら、ライジングのタイミングでとらえつつ、フルスイングすることもできるようになりますが、最初は「コンパクトなテイクバック」+「合わせるだけのスイング」で練習するとライジングのリズムがつかみやすいのではないかと思います。

 

身体を上下動させない

4点目は身体の使い方についてです。

ライジングのスイングをおこなう時に、ひざの屈伸をつかって身体を上下動させてしまう人がいますが、これはNGです。

なるべく、スイングの最初から最後まで一定の高さをキープしながら、スイングをしましょう。

そのほうが上手くボールをとらえることができます。



リラックスすること

最後のコツは、リラックスすることです。

ライジングでボールを捉えるということは、相手のボールに勢いがある状況でボールをヒットすることになります。

力のあるボールに対して、こちらも力いっぱいスイングすると打点でボールとラケットがぶつかり合って、予期せぬ方向へ飛んでいってしまうことも少なくありません。

それを回避するために、できるだけリラックスしましょう。

リラックスすることで、相手のボールの勢いを上手く吸収し、利用して返球することが出来ます。

「柔よく剛を制す」ですね。



ライジングショットを打つメリット

ではライジングショットをうつメリットにはどのようなものがあるのでしょうか?

 

具体的には次のような4点が挙げられます。

  1. 相手の時間を奪う
  2. 相手のタイミングをずらせる
  3. 自分自身の体力の温存も
  4. 非力な人も速いボールが打てる

以上です。



ひとつずつ見ていきましょう

相手の時間を奪う

ライジングの速いタイミングで返球することで、相手の時間を奪うことができます。

つまり、相手は打った後にホームポジションに戻りますが、あなたがライジングで速いタイミングで返球することで、相手の体勢を整える時間を減らすことができる、ということ。

もっというと、相手は体勢を整える間もなく次のボールに対応しなければならないため、こちら側が優勢な状況が続くと言えます。

相手のタイミングをずらせる

同じテンポやリズムでラリーしていると、自分も相手もそのペースに合ってしまいます。

慣れてくると精度も上がってしまうので、その状態から攻撃していくのは至難の業です。

ですが、そこでライジングを打ってみる。

すると、テンポが崩れます。リズムが崩れます。

相手は急にテンポが変わるので、ミスヒットしやすくなるのです。



自分自身の体力の温存

ライジングを使うタイミングの話になりますが、相手に深いボールを打たれた際、基本的には下がって打ち返しますよね。

ベースラインから下がらされてボールを打ち返し、またベースラインに戻る。再び深いボールが来たら、その繰り返しをすることになります。

これを繰り返すと、運動量も多いので体力を削られる原因となります。

もし、深いボールが来た時に下がらずにライジングで返球したらどうでしょうか?

前後に動かなくて済むので体力の温存になりませんか?

また、前述の内容と重なる部分もありますが、相手が深いロブなど上げてきたということは、相手が体勢が崩れていて時間を作りたい場面であることが多いです。

そんなときにわざわざ下がってボールを打ち返すということは、相手に体勢を整える時間を与えるということ。

対戦相手にそんなやさしさは必要ありませんよね。

 

深いボールこそ、ライジングで返球すべきなのです。

もちろん、ライジングという難しい返球方法を選ぶことでこちらもミスのリスクはあります。

深い球をすべてライジング返球しなさいということではありません。

自分に余裕があるタイミングでいいので、是非深いボールをライジングで返球する選択肢もあることを頭に入れておいてほしいと思います。



非力な人でも力のあるボールが打てる

前述しましたが、ライジングはボールが弾んでから頂点までの間にボールを打ち返してしまうショットのことです。

相手の打った勢いが、まだ乗っている状態のボールを打ち返します。

つまりどういうことかというと、

勢いのないボールは、自分でしっかり飛ばしてあげなければいけませんが、ライジングの場合は相手のボールの勢いを利用できるということです。

コツのところでも触れましたが、リラックスしてインパクトでとらえることで、力のない子供や女性、高齢の方でも相手のパワーを生かしたボールを打つことが可能になります。



 まとめ

いかがでしたか?

「ライジングは本当に難しい?!ライジングのコツとライジングを打つメリットについても【テニス上達法】」ということでお届けしてきました。

まとめると

  • ライジングは、ストロークの一種。相手の打ったボールが弾んでから頂点に上がりきる前に打つショットのこと。
  • ライジングのコツは「バウンドに近づくこと」「コンパクトなテイクバック」「スイングは最低限」「体を上下動させない」「リラックスする」
  • ライジングを打つメリットは、「相手の時間を奪うことができる」「相手のタイミングをずらせる」「自分の体力温存ができる」「非力な人でも力のあるボールが打てる」

となります。

 

ライジングショットの肝は、タイミングです。そのタイミングは何度も反復練習することでしか得ることはできません。

上手く打てると非常に気持ちの良いショットです。

是非、今回ご紹介したライジングのコツを頭に入れて、たくさん練習してほしいと思います。

 

今回は以上です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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