テニス上達法

【ダブルス】ポーチに出れない方必見!ポーチのタイミングや動き方、打ち方などポーチの基本まとめ

こんにちは、まぁちゃんです。今回はダブルスのポーチについて取り上げたいと思います。ダブルスをする上で重要なポーチですが、慣れないと「怖い」「できない」と苦手意識を持つ人が多いです。ポーチは必ずできるようになります。是非このページを読んで、ポーチに挑戦してほしいなぁと思います。



ポーチボレーとは

まずはポーチの語源から説明します。

ポーチという単語は英語で、「poach」と書きます。小物を入れるポーチは「pouch」、玄関スペースのポーチは「porch」、同じポーチと読む英単語ですが、全て別の意味合いがあります。

テニス用語のポーチ「poach」の意味は、「盗む」「密猟する」「(他人の土地に)侵入する」という意味があります。

ポーチボレーは、相手が後衛のストローカーに向かって打ったボールを、ボレーヤーがそのコースに侵入して、パートナーにかわってボレーで返球することを指します。

文字通り、パートナーが打つべきボールを盗んで打つことからポーチボレーと言うのですね。



ポーチボレーの打ち方と動き方

さて、ポーチボレーについて理解したところで、具体的に打ち方やコースについて考えていきたいと思います。

まず、ラケットワークについてです。

ポーチに出ると、「決めてやる!!!!」という気持ちが強くなりすぎて、ラケットを大振りしてしまう方がいます。

ラケットを振ることでボールに勢いがつきますが、少しでもタイミングがずれるとネットやアウトに繋がってしまうので、ポーチではラケットを極力振らないことがポイントとなります。

ポーチに出る際にラケットを引いてしまうと、ラケットを振る動きにつながります。また、ラケットを引くことによって打点が遅れるなどのミスにもつながりますので、ポーチの時は、絶対にラケットを引かない意識をもちましょう。

ポーチは相手の打ったボールがまだ勢いがあるタイミングで打球することが多いです。ラケットは身体の前にセットして、相手の勢いを上手く利用しながら足でボレーを飛ばすつもりでフットワークを中心に意識してほしいと思います。



続いてフットワークについてです。

先ほどご説明した通り、ポーチボレーは本来ならパートナーが打つべきボールを横取りしにいくわけです。そのため、ボールのところまで自分の足で移動しなければなりません。

フットワークのポイントとしては、ネットに向かってに斜め前に足を運ぶということが大切です。(ラリーしているボールの軌道に対して、垂直にボレーカットしに入る)

要は、とにかくネットの近くまで足を運んでポーチボレーするということです。極端な話ネットに触れるくらい近づきましょう。(実際に触っちゃだめですよ、ルール違反です)

この動き方であれば、ボールに対して最短距離で移動できますし、ネットまで近づいてボレーするのでネットミスが減り、ポーチボレーの角度も付けやすいです。

このときの、フットワークで間違いがちなのが、真横に移動してポーチボレーをしてしまうことです。これではボールと自分の距離も遠くなりますし、なによりネットとの距離があるためせっかくポーチしたボールもネットミスが増えるでしょう。



ポーチボレーのコースについて

一般的には、ポーチは相手ボレーヤーの足元を狙うのがセオリーかなと思うのですが、肌感覚としてそこに打つとけっこうな確率で取られて返球されることが多いです。

なので、まぁちゃんが実際に打つことが多いのは、相手ストローカー・リターンの人の前(浅いところ)だったりします。自分が実際にそこにポーチされると返球に苦労するからです。

 

 

とはいえ、ポーチはほんの一瞬の出来事。狙ったところに打てないことも多いでしょう。

だからこそ、それを想定して、どこにボールが行ったとしても(返球されても)焦らないように、一発で決まらない前提で「打ったらすぐ次の構えをする」ことが大切だと思っています。

まぁちゃんはポーチされたボールをキャッチするのが得意な方なのですが、キャッチして返球すると相手が驚いて簡単なミスをしてくれたり、そもそも返ってくると思ってなくて次のボールに反応できないでポイントをくれることが多いです。

もったいないですよね。

ポーチという性質上、コースを狙う余裕があるときも、ないときもあると思いますが、大事なのは打った後。返ってくるつもりで構えて待つ。返ってきたらオープンコートに決めるくらいの心構えが大切だと思います。



ポーチボレーのタイミングについて

ポーチに出るタイミングとしてもっとも多いのは、相手のリターンをポーチするパターンです。自分のペアのサーブが、相手を崩した時はリターンが甘くなることが多いです。思い切ってセンターに飛び出してポーチをしましょう。

この時に狙う場所としては、浅めのクロスです。逆サイド(自分が飛び出した進行方向)は相手のボレーヤーががっつり構えていることが多いので、リターンの人の前に落とすと簡単にポイントが決まりやすいです。

 

次に多いのは、相手がスライスで打つことが分かった場合。スライスは打球スピードが他のショットに比べて遅くなります。そのため、ボールに追いつく可能性が高くなります。相手がスライスを打つことがわかった時には、積極的にポーチにでましょう。

 

最後はラリー中のポーチです。延々とクロスラリーが続くと、いつストレートに打たれるかわからなくなり、なかなか思い切ってポーチに行けなくなります。ですが、そういうときこそポーチにでましょう!

ラリーが長くなればなるほど、「ミスできない」「怖い」「失敗したらどうしよう」という気持ちが大きくなります。

ですが、パートナーの気持ちになって考えてみましょう。味方のボレーヤーがポーチにでないということは、自分か相手がミスするまでずっとラリーを続けなくてはいけません。

もしくは、相手のボレーヤーがポーチに出てくるか、自分が無理してポイントを取りに行くか…。いずれにしてもめちゃくちゃしんどい状況です。

もし、まぁちゃんが後衛の立場だったら、パートナーが早めにポーチしてポイントを決めてくれたら「ありがとう~~~~!」だし、万が一失敗に終わったとしても「ナイストライ!」と思います。

延々と続くラリーを終わらせてくれてありがとうという感謝の気持ちしかありません。「ボール横取りしてミスして」「余計なことしないでよ」なんて思う人は本当に少ないです。

「ポーチが怖いからでない」「いつでればいいかわからないからでれない」…これでは、いつまでたってもポーチになんて出られません。

出られないじゃなくて、出るんです。ポーチが下手なのは、ポーチの経験が少ないだけ。是非、沢山ポーチに出て失敗してください。

それでもパートナーに気兼ねしてしまう心配な人は是非、「ポーチの練習がしたいからいつもより多めに出るね。失敗しちゃうと思うけどごめんね」とあらかじめパートナーに声を掛けましょう。

パートナーも一生懸命なあなたを責めることはしないと思いますよ。



まとめ

「【ダブルス】ポーチに出れない方必見!ポーチのタイミングや動き方、打ち方などポーチの基本まとめ」ということでお届けしてきました。

いかがでしたか?まとめると

・ポーチの動き方のポイントとしては、とにかくネットの近くまで足を運んでポーチをすることが大事。実際に触っちゃダメだけど、ネットにさわれるくらい近づいてポーチしよう。

 

・打ち方のポイントとしては、ラケットは身体の前にセットして、相手のボールの勢いを上手く利用して足を前に運ぶことでボールを飛ばす。ラケットを大振りすると打点の遅れなどミスに繋がるから絶対にやめよう。

 

・コースについてのポイントは、狙うなら後衛の前に短めに。ただポーチという性質上、コースを狙う余裕があるときも、ないときもある。大事なのは打った後に返ってくるつもりで構えて待つこと。返ってきたらオープンコートに決めるくらいの心構えが大切。

 

・ポーチのタイミングについては、

  1. ペアのナイスサーブの時のリターンをポーチ
  2. 相手のスライスショットの時にポーチ
  3. ラリー中のポーチ

いずれにしても、パートナーとしてはポーチに出てポイントを決めてくれたら嬉しいし、失敗しても「ナイストライ」「ドンマイ」としか思わない。ポーチが下手なのは、ポーチの経験が少ないだけ。ポーチを上手くなるためには、ポーチの経験を積むしかない。タイミングをつかむためにも失敗を恐れずに挑戦しよう。

 

ポーチに今まであまりでたことがなくて、苦手と思っているそこのあなた!!!伸びしろしかありませんよ(パチパチパチ)

のびしろがあっても、それを伸ばせるかどうかは皆さん次第です。

是非、失敗を恐れずにトライ&エラーを繰り返して、ポーチのコツをつかんでほしいなぁと思います。

今回はここまでです。最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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