こんにちわ。まぁちゃんです。みなさんは振動止め、使っていますか?まぁちゃんはひじを痛めて以降使うようになりました。ということで今回は振動止めについてご紹介していきたいと思います。最後にオススメの振動止めも合わせてお届けしますので、お楽しみに。それでは、どうぞ。
振動止めって必要?メリット・デメリットについても
まずは、生徒さんからよく聞かれるんですが「振動止めって必要なの?」という疑問についてお答えしていきます。
結論としては、「お好みで」というところでしょうか。
振動止めの効果は、ご存じの通り「ボールを打った時の振動を吸収する」ためのもので、同時に「余計な振動が手に伝わらないように抑制してくれるアイテム」です。
ただ、効果の感じ方には個人差があるため、つけたほうが打球感が好き、つけないほうが良いなど評価は様々。
その他のメリットとしては、振動止めをラケットにつけることによって、打球時の振動が腕に伝わるのを防ぐため、テニス肘や手首の怪我を防ぐ効果があると言われます。
実際、まぁちゃんもかつては振動止めはつけないというポリシーがありましたが、テニス肘になって以降、振動止めをつけるようになりました。
振動止めをつけたほうが、打感がマイルドになり、手首や肘にかかる負担が減ったと実感しています。振動止めをつけると怪我が治るわけでは絶対にありませんが、個人的にはつけて良かったなぁと思っています。
初心者の方などで振動止めをつけたことのない方、またひじや手首に違和感のある方については、一度試してみる価値があるのではないかと思います。
一方で、デメリットというほどではありませんが、振動止めをつけると、若干ラケットが重くなります。
また、プレー中に外れてしまうと探すのに一苦労したり、見つからなくて新たに購入したりということで、コストがかかるという点があるでしょう。
人によっては、振動止めをつけると打球音がかわって気持ち悪く感じる方もいます。打球感も多少変わりますから、そこを気にされる方にはイマイチと感じるかもしれません。
ですが、テニス愛好家の多くがつけている振動止めです。そこまで高価なものでもありませんので、是非気になる方は一度試してみてほしいアイテムです。
振動止めの種類と基本的な付け方について
振動止めには種類がいくつかあります。
ラケットのガットにつけるタイプが主ですが、フレームにつけるタイプもあります。
重さは小さいもので3g、重いもので10g程度。値段は1つあたりの単価は250円~1000円前後で購入することが可能です。
振動止めの付ける位置にはルールがあります。それは「振動止めは、ラケットのストリングが交差模様をなしている外側部分のみとする」というルールです。
ガットが交差する外側であればOKで、振動止めの個数制限はないようです。まぁ、1個あれば十分だと思いますけど。
それでは、振動止めの種類についてご紹介していきます。
ワンポイントタイプ
一番人気のワンポイントタイプ。ジュニアからプロ選手まで多くの人が使っています。縦ガット2本を挟むコンパクトタイプなので振動を抑える部分も少ないですが、その分打つ感覚がクリア。打球感にあまり影響しないのも魅力です。
<特徴>
・振動止めの中で最も安価。(250円~)
・取り付けが非常に簡単。
・振動を抑える部分が少ないため、打つ感覚がクリアに
・デザインの種類が豊富なため、個性を出せる。
・劣化すると外れやすくなる。
<付け方>
ガットの間から潜り込ませて挟んだらOK。
ひもタイプ
効果はワンポイントタイプとほぼ同じですが、ガットに結びつけるため外れにくさではピカイチです。シャラポワやアガシが輪ゴムを振動止めとして使用していたことでも知られますが、こちらのタイプは同じ原理のものになります。
<特徴>
・ガットに結びつけるため、外れにくい。紛失の心配がない。
・振動を抑える部分が少ないため、打つ感覚がクリアに
・最初は堅くて、結びずらい。ガット張替え時に、解くのに苦労する。
・デザインやカラーのバリエーションが少ない。
<付け方>
横ガットの一番下の中央部分に、二つ折りにしてから結びつけて使用します。
バータイプ
がっつり振動を抑えたい方はバータイプがおすすめです。4~10本とより多くの縦ガットを固定するため、振動がかなり減ります。スイートスポットを多少ズレて打った打球も振動を抑制してくれるのでテニス肘の方にオススメです。
<特徴>
・4~10本の縦ガットを広くカバーするため、スイートスポットを外した打球も振動を抑えてくれる
・性質上、ガットがしなりずらくなるため、ボールをしっかりと打つ必要がある
・ワンポイントタイプと比較すると、重さがある。
<付け方>
横ガットの1番下の中央にくるように付けます。ワンポイントタイプのようにガットの隙間に潜り込ませて固定するものと、端にフックがついていてガットに編み込みながら固定するタイプがあります。
フレームタイプ
最後にご紹介するのは、ガットにつけるのではなく、フレームシャフトにつけるタイプの振動止めです。まぁちゃんはこれを使用していた時期もあります。テニスエルボーの予防に適した振動止めとも言われます。
<特徴>
・ガットにつけないため、打球音はそのまま。振動だけを減らすことができる。
・プレー中に外れることがないため、紛失しない。ガット張替え時もつけたままでOK。
・コンパクトなワンポイントタイプと比較すると重さがある。
・1個装着で30~40%、2個装着で60~70%の振動を抑えることができ、好みの打球感や振動がコントロールできる。
<付け方>
リングの形になっているので、グリップエンドからクルクルと移動させて、グリップテープの上のフレームのシャフト部分に装着したら完了。リングとフレームの間に隙間があると振動を吸収しないため、隙間が出来ないように押し付ける必要があります。
コーチが選ぶオススメの振動止め
それではここからは、テニスコーチまぁちゃんが独断と偏見で選ぶオススメの振動止めをお届けしていきます。
【知名度NO1】キモニー「クエークバスター」
こちら錦織圭選手も使用しているということで知名度No1の振動止めです。
オススメの理由は、まぁちゃんも今現在使用している!という点(笑)うそです。
こちらの振動止めの一番の特徴はマッシュルーム型であること。この独特な形によって、360度全方向の振動を素早く吸収することができるんだそう。
他の振動止めとは異なる独特な形のワンポイントタイプの振動止めで、カラーバリエーションも豊富なところもおすすめです。
【打感を損なわない】バイブカット「バイブカット」
こちらはフレームに装着するタイプの振動止めです。
オススメの理由は、ガットにつけないからこその、打球感や打球感を損ねずに、余分な振動を取り除けること。
また、手首や肘への疲労や負担を大きく軽減することができるためテニス肘の方に是非つかっていただきたい振動止めです。
もう一つのおすすめポイントは、ガットの張替え時にも基本つけっぱなしで大丈夫なので、紛失の心配がないことがあります。
【大容量】バボラ「フラグ ダンプ」
オススメの理由は50個入りの大容量ボックスで、1個当たり200円以下の高コスパ商品である点です。
バボラロゴのシンプルなデザインでカラーは7種類。好みによって選ぶことが出来ます。品質は安心のバボラ製で、しっかりとラケットの振動を吸収してくれます。
振動止めは消耗品です。家族でテニスをプレーする場合や部活動やサークルで購入するなど、大人数でチームで揃えたいときに重宝すること間違いなし。おすすめです。
まとめ
いかがでしたか?
「【テニス】振動止めって必要?振動止めをつけるメリット・デメリットと、コーチが選ぶおすすめの振動止めについても」ということでお届けしてきました。