連日、異常な暑さが続いていますね。この時期、新型コロナの流行だけでなく、熱中症の危険も高まっています。
先日管理人の夫えーちゃんがなんと「熱中症」となり、救急搬送になってしまいました!
その時の状況を実体験を元に書いていくということで、今回は後編です。前編は救急車で病院に搬送してもらい、診察・処置の後、帰宅するところまででした。(前編はこちら)
前編でも注意書きをさせていただきましたが、このページの内容は、個人が経験した内容であり、熱中症にかかった人すべてに当てはまるものではありません。あくまで参考程度にお読みいただければと思います。
炎天下スポーツの危険さと熱中症の恐ろしさを知っていただくとともに、皆さんが同じような事態にならないように気をつけていただければ幸いです。
それでは後編、スタートです。
熱中症で救急搬送される前日の話
前編では当日のことを主にお伝えしてきました。
ここからは少し時間をさかのぼって、前日のお話です。
実は、えーちゃん。前日の夜にも、テニスをしていました。
19時~21時で2時間。オムニコートです。
前日の最高気温は36℃で、日中にゲリラ雷雨があったこともあり、夕方以降の湿度は86%と非常に高かったです。
えーちゃんは日ごろからテニス後に体重を測ると、毎回2キロぐらい痩せるそうで、体重減少を喜んでいたのですが…。
調べたところ、運動直後の体重減少について、次のようなことがわかりました。
運動直後の体重測定では発汗による影響が大きく、そのタイミングで体重減少は脱水の兆候を示しています。
汗をかくことで体内の水分が失われますが、体重のわずか1%の水分喪失で体の深部温度の上昇につながってしまいます。
これは体重60kgの人だと0.6kgの体重減少がこの状態に相当します。
要するに、運動直後の体重減少は脱水が原因であり、身体の水分が失われると結果的に身体の深部温度が上昇するということです。
つまり、前日の夜のナイターが終わった時点で体は軽い脱水状態にあり、同時に深部体温は高い状態だったということです。
付け加えると、えーちゃんは帰宅後にアルコールも摂取しています。
アルコールを摂ると、利尿作用によって、お酒を飲んだ以上に尿として水分が出て行ってしまって、さらに脱水症状を進めてしまうことになるのです。
お酒を飲むとトイレが近くなりますよね。あれこそが、お酒の利尿作用によるものなのです。
何が言いたいかというと、あくまで仮説なのですが、
脱水症状は実は救急搬送される前日の夜からはじまっていたということ。
そのうえで、炎天下で試合をしたことによってさらに大量の発汗をしてしまった。
だから水分を摂っても全然足りず、脱水症状は加速してしまった、ということではないかと思うのです。
まぁちゃんは医者ではありませんので、本当のことはわかりません。
でも、一つの要素ではあったのではないかと思います。
えーちゃんから、今回の反省と教訓など
こんにちは。えーちゃんです。
…まず、こんな大変なご時世の中、医療従事者の方々にたくさんのご迷惑をおかけしてしまって本当に申し訳ありませんでした(;_;)
まあちゃんや家族にもたくさん心配をかけてしまいましたごめんなさい。
深く反省をし、今後こんなことが無いようにしっかり学んでいきたいと思います。
今回のことで学んだことは、熱中症を甘く見てはいけないということです。
当日えーちゃんは、サンバイザーをかぶり、日焼け止めも塗り、スポーツドリンクもしっかり飲んでいるつもりでした。試合の合間も保冷剤で首元などを冷やし、体温を下げるように気をつけていました。
なんなら天気も曇で日光が隠れる時間帯もあり、「今日はまだ過ごしやすい日だな」と思ったりもしていました。
しかししかし、全然甘かった。。
痙攣や硬直が足元から少しずつ身体の上部に移ってきたのは恐怖でしかなく、胸元まで来たときは本当に死の危険性を感じました。
家族を残してこんなことでは死ねない。
救急車を呼んで近所の人からの目が気になったり、コロナで大変なときに医療従事者の方々にご迷惑をかけてしまうと分かってはいましたが、命が一番大切だと思いました。
熱中症は誰にでも起こること
今までの人生でここまでひどい熱中症は初めてでした。
ニュースで連日、熱中症により高齢者が病院に運ばれているなどの情報は知っていましたが、まさか30代半ばの自分が運ばれる自体になるとは…本当に考えが甘かったです。
以前大きな大会に出た時、20代前半の若者も今回のえーちゃんと同じような状況になり、救急搬送されていたことも目にしたことがあります。
熱中症は誰にも起こることなんだと、身をもって実感しました。
普段から脱水の状況をしっかり把握しておくべし
仮説ということで、まぁちゃんがまとめてくれていましたが、
正直前日のナイターで脱水の状況になっていたかもしれない、なんて思いもしませんでした。
むしろいつもテニス後の体重減少を喜んでいた自分がいました。
でもそれはただの脱水症状だったのです。その認識が甘かった。
運動後のアルコールもただただ「美味しい♪」としか考えていませんでした。
お酒は利尿作用があり、脱水を加速させます。
いまいちど、考えを改めたいと思いました。
しばらくは安静にしていきますが、今後もし暑い日にテニスをするときが来たら、
- 水分と同時に塩分(タブレット・塩・梅など)もしっかり摂る。
- 元気なうちに「ツムラ68」などの漢方を摂取しておく。
- 試合に出る場合、数日前から体調管理をする。
気をつけていきたいと思いました。
まとめ
後編はまぁちゃんが分析した内容とえーちゃんが学んだことについてまとめてきました。
いかがでしたか?
近年は年々暑さが厳しくなってきており、熱中症で命を落とす人も少なくありません。
とくに、高齢者や幼い子供が危険と言われていますが、今回のえーちゃんのように日常的にスポーツをしているような体力に自信のある30代であっても熱中症で危険な状況に陥ります。
「水分を取っているから大丈夫」と思っていても、摂取した水分以上に汗をかいて、身体が脱水状態になっていることも。
炎天下でスポーツをしている状態であれば、水分・塩分の補給は多すぎるということはないので、こまめに多めに摂取するようにしましょう。
今回はやむなく救急車を呼びましたが、自分で移動が可能な場合はなるべくタクシーや自家用車などを利用する必要があります。
コロナ禍で救命救急の現場がひっ迫していることは連日のニュースなどでよく理解していますが、気づいたときには手遅れになっているのが熱中症です。
予防をするに越したことはありませんが、新型コロナウィルスとは違った意味で、熱中症も命を失いかねない病気です。
もはや根性のみで暑さを乗り切れる時代は終わっています。
どんなに楽しいテニスであっても、それで命を落としてしまっては本末転倒。
炎天下の時間帯は不要不急の外出はしない、思い切って中止(今回であれば欠場)の決断をすることも必要かもしれません。
みなさんも体調には十分にご留意ください。
(このページの内容は、個人が経験した内容であり、熱中症にかかった人すべてに当てはまるものではありません。あくまで参考程度にお読みいただければと思います。)
今回はここまでです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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