テニスの基礎知識

テニスのグランドスラム(四大大会)って?開催地や開催時期、特徴や賞金、獲得ポイントについても

テニスのグランドスラム(四大大会)って、ご存じですか?テニスに親しみがあれば知ってて当前の常識ですが、そうでなければ聞いたことはあるけどよくわからないという方もいるでしょう。このページではテニスのグランドスラムについて、開催地や開催時期、特徴や賞金、獲得ポイントについて、詳しくまとめていきます。



グランドスラムには二つの意味がある!

グランドスラムとは、ITF国際テニス連盟が定めた4つの大会の総称です。4つの大会とは、「全豪オープン」「全仏オープン」「ウィンブルドン」「全米オープン」のことを指します。

これらはATPツアーの中で最も大きな権威のある大会で、賞金総額もほかの大会よりも多いですし、獲得できるポイントも他の大会よりも多いです。グランドスラムで優勝すると男女ともに2000ptが与えられます。

 

そのため、多くの選手がこのグランドスラムの出場、そして優勝を目指してしのぎを削っています。四大大会で優勝することができれば、テニス界におけるトップ選手として最大限の評価を得られることは間違いありません。四大大会のそれぞれに長い歴史があり、優勝することは栄誉であり、同時に多くの賞金が得られる大会になっています。

 



そして、「グランドスラム」は四大大会を指す以外にも、四大大会の全てを制覇するこ意味しています

後者のグランドスラムには、いくつかの種類がありますので、一つ一つ見ていきましょう。

 

年間グランドスラム

同じ一年間に開催される四大大会のすべてで優勝すること。

<達成者>

  • 男子シングルス(ドン・バッジ、ロッド・レーバー)
  • 女子シングルス(モーリーン・コノリー、マーガレット・スミス・コート、シュテフィ・グラフ)

 

年間ゴールデンスラム

同じ一年間に四大大会すべてとオリンピックの5大会をすべて優勝すること。

<達成者>

  • 男子シングルス( なし )
  • 女子シングルス(シュテフィ・グラフ)



キャリア・グランドスラム

選手生活の中で(一年間ではなく)すべての四大大会を制すること。

<達成者>

  • 男子シングルス(ノバク・ジョコビッチ・ラファエル・ナダル、ロジャー・フェデラー、アンドレ・アガシほか)
  • 女子シングルス(マリア・シャラポワ・クリス・エバート、ビリー・ジーン・キングほか)

 

キャリア・ゴールデン・スラム

選手生活の中で(一年間ではなく)四大大会すべてとオリンピックとを制すること。

<達成者>

  • 男子シングルス(アンドレ・アガシ、ラファエル・ナダル)
  • 女子シングルス(シュテフィ・グラフ、セリーナ・ウィリアムズ)



キャリア・スーパー・スラム

四大大会とオリンピックに加え、年間最終戦(ATPファイナルズ、WTAファイナルズ)を含めた6大会すべてで優勝すること。

※年間スーパースラムは今だ達成者はいません。

<達成者>

  • 男子シングルス(アンドレ・アガシ)
  • 女子シングルス(シュテフィ・グラフ、セリーナ・ウィリアムズ)

 

 

ノン・カレンダー・イヤー・グランドスラム

四大会連続優勝、四大会以上の連続で優勝を遂げているものの、2年間にまたがっているために、年間グランドスラムと認められていない連勝記録のこと。

<達成者>

  • 男子シングルス(ノバク・ジョコビッチ)
  • 女子シングルス(マルチナ・ナブラチロワ、セリーナ・ウィリアムズ)

 

 

 

さまざまな「グランドスラム」の記録がありましたね。ここに名前が挙がっている人たちは、レジェンド中のレジェンド。知らなくても困りませんが、テニスをしている者として、雑学として覚えておいてもいいかもしれませんね。



四大大会の開催地・開催時期・サーフェスなどについて

さぁ、ここからはグランドスラムの四つの大会の特徴について詳しく見ていきます。大会が開催される順番通りに、ひとつずつ解説していきますよ!

全豪オープン

グランドスラムの中で最初に開催されるのが全豪オープンです。全豪オープンは、「オーストラリアン・オープン」とも呼ばれ、100年以上の歴史があります。

全豪オープンは毎年1月後半にオーストラリアのメルボルンにあるメルボルン・パークで開催されます。サーフェスは何年か毎に変更されていますが、2020年現在はグリーンセットというハードコートが採用されています。

四大大会で唯一南半球で行われる全豪オープンは、有力選手の多くがヨーロッパ出身であるテニスにおいて、移動距離も長く、コンディション調整が難しい、さらに気候も大きく異なるために番狂わせが起こりやすい大会としても知られます。

センターコートは「ロッド・レーバー・アリーナ(収容人数は1万5000人)」、次に「メルボルン・アリーナ(収容人数は約1万人)」「マーガレット・コート・アリーナ(収容人数は7500人)」「1573アリーナ(収容人数は3000人)」と続きます。

2020年大会の賞金総額は7100万豪ドル(約53億8000万円)で、シングルスの優勝者には、412万豪ドル(約3億1000万円)が与えられます。

全豪オープンでの日本人の成績についてですが、佐藤次郎さんが1932年にベスト4でしたが、近年は錦織圭選手の2019年ベスト8、大坂なおみ選手の2019年優勝が最高成績です。



全仏オープン

グランドスラムの中で全豪の次に行われるのがフレンチ・オープンとも呼ばれる「全仏オープン」です。全仏オープンは1891年に男子の国内選手権としてスタートしました。開催地はフランスのパリにあるスタッド・ローラン・ギャロスです。

開催時期は毎年5月末から6月初めにかけてで、他のグランドスラムとは異なり、日曜日から始まる15日間での開催日程となっています。さらに、サーフェスは四大大会で唯一の赤土(レンガの粉)のクレーコートが採用されています。

全仏オープンは、場内アナウンス、審判のコール、その他は全てフランス語で行われます。優勝選手による優勝スピーチも、それに倣って一部をフランス語で行う選手もいます。

また、オリンピックイヤーの場合、全仏オープン終了後に更新される世界ランキングに基づいて出場選手が決められるため、オリンピックに向けた最終選考会という意味合いも持つことで知られています。

メインコートの名称は「コート・フィリップ・シャトリエ(収容人数は約1万5000人)」、次に「コート・スザンヌ・ランラン(収容人数は約1万人)」「コート・シモーヌ・マチュー(収容人数は約5000人)」「コート・アン(収容人数は約3800人)」と続きます。

2019年大会の賞金総額は4266万ユーロ(約52億1500万円)で、シングルスの優勝賞金は230万ユーロ(約2億8000万円)となっています。

全仏オープンでの日本人の成績についてですが、佐藤次郎さんが1931年にベスト4でしたが、近年では錦織圭選手の2019年ベスト8、伊達公子選手の1995年ベスト4が最高成績です。

 



ウィンブルドン

グランドスラムの中で3番目に行われるのがウィンブルドンで、四大大会の中でも最も歴史のある大会です。第一回大会は1877年に開催されていて、この時は男子シングルスだけの開催でした。

イギリス・ロンドン特別区ウィンブルドンが開催地、サーフェスは天然芝です。原則として6月の最終月曜から二週間の日程で開催されています。

第1週と第2週の真ん中に位置する日曜日を「ミドルサンデー」と呼び、基本的に試合は行いません。何度か雨天による日程の消化不良のためにミドルサンデーに試合が行われたこともありますが、原則休養日となっています。

ウィンブルドンのセンターコートは、ウィンブルドン選手権でのみ使用されます。つまり、一年間ウィンブルドンのために手入れをされて、大会終了後は再び来年のウィンブルドンのための調整に入るということです。

なんという、贅沢!しかし、天然の芝を使ったサーフェスなので、コートコンディションを守るためには必要な措置なのかもしれません。あの松岡修造さんもウィンブルドンには特別な思いを抱いていたようですし、多くのテニスプレーヤーが憧れる理由がわかりますね。

 

また、ウィンブルドンでは、服装に関して独自のルールがあります。それは全身白を基調としたアイテムを身に着けることです。これは試合のみならず、練習の際にも義務付けられています。

初優勝を飾った選手が来ていたのが白いウェアだったことから、このような独自のルールが設けられたそうです。個人的には、白基調のウェアというのも、ウィンブルドンの格式の高さを表しているような気がします。

 

2019年ウィンブルドンでの賞金総額は3800万ポンド(約54億3000万円)で、シングルス優勝賞金は235万ポンド(約3億3600万円)となっています。

ウィンブルドンでの日本人の成績についてですが、清水善造さんが1920年に、佐藤次郎さんが1932年にベスト4に入っています。また、松岡修造さんが1995年にベスト8、近年の男子では錦織圭選手が2019年ベスト8です。女子は1996年に伊達公子さんがベスト4、2004年に杉山愛さんがベスト8となっています。

 

 

ちなみに…

全豪・全米・全仏と呼ぶのに、なぜウィンブルドンだけ全英ではなくウィンブルドンと呼ばれるのかご存じですか?

 

 

 

それは、

全豪、全仏、全米は国のテニス協会が運営してるのに対して、ウィンブルドンはテニスクラブが運営しているからです。

 

知っておくと「ハナタカ」なテニス雑学でした~。



全米オープン

グランドスラムで最後に開催されるのが全米オープンです。「USオープン」とも呼ばれ、第一回大会は1881年に開催されています。

アメリカのニューヨーク郊外にあるUSTAナショナルテニスセンターが開催地で、サーフェスはデコターフ(※)というハードコートです。

(※ 40年間デコターフでしたが、2020年からレイコールド・ハードコートを使用することが発表されました。延長の可能性もありますが、5年間はレイコールドとなります。マイアミオープンと同じサーフェスです。)

 

毎年8月の最終月曜日から2週間の日程で行われています。観客動員数や賞金総額はテニス競技大会の中で最大と言われます。

2019年大会での賞金総額は約5700万米ドル(約62億6500万円)で、シングルスの優勝者には385万米ドル(約4億2300万円)が与えられます。

センターコートは「アーサー・アッシュ・スタジアム(収容人数は2万人以上)」といって世界最大のテニス専用競技場です。次に「ルイ・アームストロング・スタジアム」と続きます。

全米オープンでは近年日本人が大活躍していますね。2018年に大坂なおみが優勝、2014年に錦織圭が準優勝し、それぞれ日本人男女の最高成績となっています



それぞれの大会の最多優勝者は?

ここからは、四大大会それぞれについて、優勝回数の多い選手を男女別に見ていきます。

全豪オープン優勝回数ランキング

<男子>

  1. ノバク・ジョコビッチ8回
  2. ロジャー・フェデラー、ロイ・エマーソン6回
  3. ジャック・クロフォード、ケン・ローズウォール、アンドレ・アガシ4回

<女子>

  1. セリーナ・ウィリアムズ7回
  2. モニカ・セレス、シュテフィ・グラフほか4回
  3. マルチナ・ヒンギス、マルチナ・ナブラチロワ3回

 

全仏オープン優勝回数ランキング

<男子>

  1. ラファエル・ナダル12回
  2. マックス・デキュジス8回
  3. ビヨン・ボルグ6回

<女子>

  1. クリス・エバート7回
  2. シュテフィ・グラフ6回
  3. ジュスティーヌ・エナン4回



ウィンブルドン優勝回数ランキング

<男子>

  1. ロジャー・フェデラー8回
  2. ウィリアム・レンショー、ピートサンプラス7回
  3. ローレンス・ドハティー、ビヨン・ボルグ、ノバク・ジョコビッチ5回

<女子>

  1. マルチナ・ナブラチロワ9回
  2. シュテフィ・グラフ、セリーナ・ウィリアムズ7回
  3. ヴィーナス・ウィリアムズ5回

 

全米オープン優勝回数ランキング

<男子>

  1. ビル・チルデン、リチャード・シアーズ、ウィリアム・ラーンド7回
  2. ジミー・コナーズ、ピート・サンプラス、ロジャー・フェデラー5回

<女子>

  1. セリーナ・ウィリアムズ、クリス・エバート6回
  2. シュテフィ・グラフ5回
  3. マルチナ・ナブラチロワ4回



まとめ

いかがでしたか?

ここまでグランドスラムについてみてきました。

各大会の特徴や開催時期、賞金などおわかりいただけたでしょうか?

 

今年2020年はコロナウィルスが世界的に大流行となっており、全仏オープンは9月へ延期が決まっていますね。今後の情勢次第では、ウィンブルドンや全米オープンもどうなるかわかりません。

東京で開催されるオリンピックも一年延期がきまりましたね。

はやく落ち着いてくれることを祈るばかりです。

 

これ以上コロナウィルスの影響が深刻になりませんように。

そして、以前のようにスポーツを楽しむことが出来る日が、一日も早く訪れますように。

 

今回はここで終わります。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

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