テニスの基礎知識【初心者向け】

テニス観戦マナーや服装、便利グッズ、子連れ観戦に関して【東京オリンピック・パラリンピック】

東京オリンピックが目前に迫ってきました。錦織選手や大坂選手など日本を代表する選手や、フェデラー、ナダル、ジョコビッチといった有名選手が一堂に会するビッグイベントです。はじめて観戦に行く方も多いと思います。ぜひ現地に行く皆さんにはこのページで予習していただき、マナーを守って観戦していただきたいと思います。



テニスの観戦マナーについて

紳士のスポーツと言われるテニスは、マナーにも厳しいイメージがありますよね。でも、実はそこまで厳しいものではありません。

大きなポイントを一つ上げるとすれば、それは「選手の集中を妨げない」ということ。

テニスの試合で、選手たちは極限まで集中力を高めてプレーしています。だからこそ、人々を感動させるような試合ができるのです。

もし、観客の行動で集中力が欠けてしまうようなことがあればどうなるでしょうか。

試合に集中することができなくなり、選手は自分の力を発揮することができなくなりますね。

観戦しに行った皆さんも、不完全燃焼となるのではないでしょうか。

 

会場に足を運んでまで見るプロのテニスの試合。どうせなら選手が全力を出し切って戦う、感動する試合を見てみたいですよね。

であれば、下記の6つのポイントを押さえましょう!

特に難しいことはありませんよ。

それではさっそく解説していきます。



試合中は、選手の集中を乱すような行為はNG。

 

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【1.プレー中に、席をたったり移動しないでください】

視界の隅で動かれると、選手の集中の妨げになります。プレー中は、おとなしく座席でテニスを見てください。

どうしてもトイレなど立ちたい場合は、2ゲーム毎に選手がコートチェンジ(90秒)をしますので、そのタイミングでササっと移動しましょう。また、セット間の休憩(120秒)もトイレに行くタイミングとしてはベストです。

会場は広いですし、トイレに着くまでに距離があります。そのため、早め早めに行動したほうがいいと思います。

トイレに行っている間にゲームが再開してしまったら、再びコートチェンジになるまで自席に戻ることはできません。出入口で待機して、コートチェンジのタイミングで速やかに自席に戻るようにしましょう。

 

【2.プレー中には、大きな音を出さないでください】

これも選手の集中の妨げとなりますので注意しましょう。

基本的には自席で食事をとったり、飲み物を飲むことは自由ですが、「バリバリッ」と音がでるようなおせんべいやポテトチップスは避けたほうがいいでしょう。

周りの人と大きな声でおしゃべりすることもやめたほうがいいです。

 

【3.写真撮影はOKですが、動画撮影はNG。フラッシュは厳禁です】



【4.携帯電話はマナーモードに】

はじめて観戦に行く人は驚くかもしれませんが、試合中は会場全体が静まり返った状態になります。

それは、ボールの打球音や選手のフットワークの音しか聞こえないほど。

小さな音でも会場全体に響き渡ることになるので、ぜひ会場に入る際にはマナーモードに設定してから座席につくようにしましょう。

 

【5.声援は、ポジティブな声掛けを】

②で大きな音は出さないで!とお願いしましたが、選手がナイスショットを決めたときなどは、是非盛大な拍手を送ってください。

声掛けや拍手のタイミングは、ラリーが終わり、ポイントが終わったタイミング。

この瞬間はプレーが中断しているので声をかけてOKです。

ただ、ヤジを飛ばしたり、ブーイングをするのは、マナー違反。楽器を使ったり音楽を鳴らしたり、光るものを振り回すのも迷惑行為となりますのでご注意ください。

選手がポジティブな気持ちになれるような声掛けや拍手をしましょう。

 

【6.選手退場の際は、勝者にも敗者にも盛大な拍手を送りましょう】

 

上記、文中に何度も「プレー中」という言葉を使いましたが、「プレー中」というのは、具体的に「選手がサービスをする体制に入ったとき」から「ラリーが終了してどちらかの選手にポイントが入る」までのことを言います。

 

ここまで、細かく6つに分類して解説しましたが、最初にお伝えした通り、ポイントは「選手の集中を妨げない」という点です。

是非、選手に気持ちよくプレーしてもらえるように、マナーを守った観戦をよろしくお願いします。

 



 

テニス観戦ではどんな服装がいい?おすすめ便利グッズも

観戦時の服装は自由。ドレスコードはありません。

基本的には、テニスを観戦するときの服装は自由です。ドレスコードはありません。

例えば、テニスウェアだったり、スーツだったり、カジュアルな普段着だったり。みなさん、思い思いの服装で観戦しています。

しいて言えば、キラキラな装飾や反射するような服装は避けたほうがいいです。(以前、TVで杉山愛さんが言っていましたが、チラチラと光が反射するとプレーに集中できないそうです)

会場は段差が多くありますので、高いヒールの靴などは危険かもしれません。動きやすい靴や服装がベストだと思います。

極端に大きな帽子など、後ろの座席の人が見えにくくなってしまいますので、常識の範囲内で節度を守った服装をしていただければいいかと思います。

 

座席は固い!ずっと座っているとおしりや腰が痛くなります。

観客席は、座り心地の良い椅子ではありません。

座布団やクッションなどをもって行かれると快適に過ごしていただけると思います。

テニスの試合は短くても1時間、長いと3時間を超えるような試合もあります。

ときどきトイレなどで立つとはいえ、試合中は座席に座っていることがほとんど。

固い座席はおしりや腰が痛くなりますので、対策をとったほうがいいと思います。

 

真夏のオリンピック観戦は、熱中症対策を!

オリンピックは真夏の炎天下の中で行われます。特に昼間の試合では、かなり気温が高くなることが予想されます。

テニスコートは日差しの照り返しがありますので、「帽子」の他に「サングラス」も持参することをお勧めします。

「日傘」はほかの観客の方に迷惑となるので避けたほうがいいと思います。

サングラスで日焼けしないように、「日焼け止め」をもって行きましょう!(塗りなおしてくださいね)

また、「飲み物」はスポーツドリンクなど、塩分やミネラルを補給できる飲み物をもって行くとよいでしょう。

他にも「タオル」「扇子」「うちわ」「塩入飴」などがあるといいかもしれません。



子連れでの観戦について

テニスの試合では、年齢制限は設けていません。なので、お子さんを連れていくことは問題ありません。

しかし、ここまで記事を読んでいただけた方ならお分かりいただけると思いますが、テニスの観戦の一番のポイントは「選手の集中を妨げないこと」!!!

 

ある程度、長時間静かに座っていられる小学生以上のお子さんなら、子連れでテニス観戦もいいかもしれません。

…が、未就学児などの幼い子どもは正直「厳しい」と思います。

 

だって、選手がプレー中に自分の子供がぐずったり泣き出したりしたら、めちゃめちゃ焦りませんか?基本的にはプレー中の離席は禁止されていますし。「どうしたらいいの~!?!?」って私だったらパニックです(笑)

 

なので、どうしても未就学児を連れていきたいのであれば、「夫婦で交代で子守をしながら、片方が観戦する」というような対策をとるしかないのではないかと思います。

 

未就学児、乳幼児はいつどのタイミングでぐずったり泣き出すかわかりませんよね。プレー中だろうとお構いなしに泣きます。赤ちゃんは泣くのが仕事ですから責められません。

 

しかし、テニスの会場はテニスを観戦する場所であり、プロがテニスをプレーする場です。

 

たまにテレビ観戦していると、赤ちゃんの泣き声が聞こえる場面があります。厳しい言い方ですが「マナー違反だなぁ」と思ってしまいます。

 

もちろん、未就学児でもテニスを習っていたり、テニスのルールや観戦マナーをある程度理解しているのであれば連れて行ってもかまわないと思います。子供が騒がないというのが、大前提ですが…。

プロの真剣勝負を生で観戦することで、お子さんにとってかけがえのない経験を得られることもあるでしょう。

しかし、テニスの試合は子供からしたらとても長いので、集中は続きませんよね。

好きなおやつを準備したり、コートチェンジのたびに離席して気分転換を促すなど、親御さんの努力が必要になると思います。

 

 

すこし厳しいことも書きましたが、最低限のマナーさえ守れば、子連れでもテニス観戦、行けると思います!

私も小学生の頃、親にテニスを見に連れて行ってもらった記憶があります。

もし、子連れ観戦のご予定のある方がいらっしゃいましたら、事前準備をしっかりして、お子さんの成長につながる貴重な経験をさせてあげてくださいね。



まとめ

いかがでしたか?

ここまでテニスの観戦マナーと服装や便利グッズ、子連れ観戦についてまとめてきました。

はじめてテニスを観戦しに行く人にとっては、やっぱりテニスはマナーに厳しい!と思ってしり込みをさせてしまったかもしれません。

しかし、なんどもお伝えしましたが、マナーはすべて「選手の集中を妨げない」ことを中心に考えられています。

選手はたった一人で長時間、極限の中で戦っています。選手を応援するつもりで、ぜひマナーをまもって観戦してきてくださいね。

 

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