テニス上達法

<戦術編>試合で結果を出すためのポイント!強いペアの共通点、ダブルスの前衛の動き、練習法についても【テニス上達法】

今回は「試合で結果を出すためにはどうするか」がテーマです。新型コロナの影響でテニスのできる環境が少なくなってきている今、テニスを上達するためにはとにかくできることをやるしかありません。オンコートでの練習時間が取れない人が多いと思いますので、これも良い機会だと思って、勝つための戦術について今一度考えてみましょう。



「強いペアの共通点」とは?

試合に出る機会が増えてくると、いつも勝ち残っている強いペアが分かってきます。

 

そんな強いペア。個々の能力が高いのはもちろんですが、「こんな共通点があるのでは?」とえーちゃんは思っています。

 

強いペアの共通点

それは…、

2人の強みを活かして戦っている】ということ、

そして

【ペアがお互いの得意・苦手をカバーし合っている】ということです。

 

 

例えば、

「ストロークが得意な人」と「ボレーが得意な人」のペア

「サーブが得意な人」と「ポーチが得意な人」のペア

などです。

 

ちなみにえーちゃんは、ストロークに自信ないけどボレーが好きなタイプ。ペアは、ストロークのラリーが得意でしっかり繋げてくれるタイプです。

なので、自分たちのポイントが取れるパターンは、「ペアがクロスラリーで頑張って、自分がボレーに出る」、「ペアが足下に沈めてくれたボールを、自分がポーチする」というものが多いです。

 

さっきも言いましたが「二人の強みを活かして戦うペア」が強いです!

同じように自分たちも強くなるためにはまず、自分の強み(プレーのタイプ)を知ることが大事かもしれませんね。

良い機会なので是非自分の強みについて考えてみましょう。

 



 

ダブルスの「前衛の動き」は、ペアを助ける!

ダブルスでの前衛の動きは、勝敗を分けると言っても過言ではありません。

 

たまに

「ボレーは苦手だし、ペアを邪魔しちゃ悪いから」

「ペアが打ったほうが、自分が触ってミスするよりマシ」

となにかと理由をつけて、前衛なのにコートの端っこにいる方、たまにいますよね。

 

はっきり言いますが、これは後衛にいるペアからすると正直しんどいです

 

その理由は2つ。

  1. 自分が守らないといけない範囲が広くなる。
  2. 自分の攻撃効果が半減してしまう。

 

①は書いてある通りですが、実質コート全体の2/3くらいをペアに押し付けているということです。圧倒的に力の差がある(超上級者と初心者など)場合はそれでもいいかもしれませんが、同じレベルのペアだと正直疲れちゃいますよね。

ペアが疲れれば、ミスも増えるし、結果的に試合に勝つことから遠ざかってしまいます。

 

②は、逆の立場になって、想像してみましょう。

相手のボレーヤーが隅っこにいて、まったく動かない場合。自分たちはまったくプレッシャーもかからず、楽にどこにでもストロークを打つことが出来ますよね。

逆に、ミスをしても自信をもって堂々とボールに触ってくるようなボレーヤーが相手の場合はどうでしょう。

「今回は失敗したけど、いつもは入るのかもしれない。」「ネットプレーが得意なのかもしれないぞ。なるべくボレーヤーに触られないようなところを狙わないと!」と思いませんか?

こう考えるのは、誰でも同じです。(もちろん試合巧者は別ですが・・・^^;)

 

 

ここまで読んでくれた、ボレーが苦手なそこのあなた!

今お伝えした通り、なんにもいいことはありません。

これからは隅っこで縮こまるのはやめましょう!

そして少しだけ勇気をだして、ネット際まで近づきましょう。

ネットから離れれば離れるほど、ボレーは難しくなります!

ということはネットに近いほどボレーは簡単になります。

まず、ネット際に立つことで、ネットにひっかけるエラーが格段に減りますよね。

そして、触れるボール、触れないボールの判断がつきやすくなります。

慣れるまでは少し怖いかもしれませんが、全部自分に飛んでくるんだと開き直って、どんどん触るようにしてみて下さい。

慣れればペアを助ける前衛の動きができるようになりますよ♪

 

 

ちなみにえーちゃんも全くラケットにボールが当たらないところからスタートしています。とにかくボレーする機会をいっぱい作ったことで、今ではストロークより好きになりました。(逆にストロークは打てなくなっちゃったんですが笑)人間変われるものですね。



「練習メニュー」と「意識していること」

えーちゃんが今でもやっている「ダブルスの練習法」と「意識していること」をご紹介します。

 

【ウォーミングアップ】

  1. ミニラリー(なるべく回転をかけて振り抜くように)
  2. ボレーボレー(ミスを少なくラリーを続けること。続くと集中力が徐々に上がるので試合前にもオススメ)
  3. ロングラリー(できればクロスで。最初は軌道を高く、深い球を意識。ラリーが沢山続くように)
  4. ボレスト(えーちゃんは、最初ボレーはネットから離れたところから始めています。ボレーはネットから離れるほど難しくなるので、練習では難しいところからはじめて少しずつネットに詰めていくように意識しています)
  5. スマッシュ&ロブ(全力だと途切れやすいので、コントロール重視で。胸を張るように打つと、腕の力が抜けてもいいスマッシュが打てる気がするので、意識しています)

 

 

【球出し練習】

  1. チャンスボールボレー&スマッシュ(ボレーは前に詰めて。スマッシュは下がりながら。フットワークを意識します)
  2. チャンスボールボレー&下がりながらバックのハイボレー(8球交代×2セット、意識することは①と同じ)
  3. ネットタッチスマッシュ(8球交代×2セット。下がるときのフットワークを意識)
  4. 22のボレー対ストローク(7ポイント先取。ボレー側が負けると怒られます笑)
  5. サービス練習(打ちっぱなし)
  6. 2ndサービスからスタートのラリー(2ポイント交代くらいで)

 

 

【練習試合(ゲーム練習)】

「6ゲーム先取ノーアドバンテージ」でやることが多いです。

試合前は、なるべく試合で実際やるような配球を意識。

サーブの球種やロブリターンなど一通り試します。

経験上ここで調子が良過ぎると、本番で良いことがないのであくまでも調整と思って色々やってみています。

 

ご参考まで。

 

ちなみに、えーちゃんはこれらを大体土日の朝練でやっていますが、朝これをフルセットやると、疲れ果てて一日終わった気分になります(笑)

(…午後子どもと遊ぶのがしんどいのは、まぁちゃんには言えません…笑)



各種目ごとの勝つポイント

様々な種目の試合に出続けていると、勝つポイントというのが見えてきます。

 

<男子ダブルスの勝つポイント>

☆サービス&リターン

男ダブについてはこれに尽きると思います。あとしいて言うならスマッシュかな。まずはサービスで優位に立ってしっかり自分達のゲームをキープ。リターンは常に強気で、特に相手のセカンドサーブは叩き込むことです。

 

 

<女子ダブルスの勝つポイント>

☆ストローク&スマッシュ

ストロークは特にトップスピンがかかっている球が打てると優位に立てます。女子はロブを上手く使う方が多いですが、スマッシュが得意になるとこれをシャットアウトできるのでポイントも取りやすくなります。

 

 

<ミックスダブルスの勝つポイント>

☆男性はフットワーク&ストローク

☆女性はとにかくキャッチ力

男子はフットワークが良く、ストロークが得意な人。女性は、男子のボールが来ても動じずにキャッチ出来ると相手にプレッシャーを与えることができます。

 

 

<女子シングルスの勝つポイント>

☆とにかくストロークをミスらないこと。

サービスが弱くても、トップスピンが打てなくても、コートの真ん中にとにかく返し続けることができると勝てる確率は上がります。

 

 

<男子シングルスの勝つポイント>

☆フットワークと決定力

どんなボールでも追いつくフットワークとチャンスボールを逃さない決定力が必要不可欠です。

 

 

 

各種目についてポイントを上げてみました。

試合で勝ち上がりたい方、上記のポイントを強化することが近道になるかと思います。

 

しかしながら、どの種目においても勝ち上がるために一番大切なのは、ミスを減らすことです。

 

試合ではまずそこを意識して取り組んでいきましょう!

 

 



 

ちなみにえーちゃんもよく知る、管理人まぁちゃんの強みについてご紹介していきます。

①とにかくキャッチが上手い

勘がいいのか長年の経験なのか分かりませんが、相手の打ち込みを本当に良く返します。相手からしたら返ってくるとはとても思えないスマッシュなども返ってくるので、相手がびっくりしてミスをしてしまう場面を幾度となく見てきました。すえおそろしや…

 

②フォアの打ち込みがエグい

チャンスボールが来るとここぞとばかりに高い打点からフラット系のボールで打ち込んできます。繋ぐボールと打ち込みを混ぜてくるから、それがまた緩急凄くて反応できない。

 

③サーブは1stのフラットサーブだけ気をつけていれば案外大丈夫

…何かもはや対戦相手な目線になってきました(笑)
1st は入ると手元で伸びてくるから厄介です。

 

④スマッシュが強い

女子であそこまで打てる人は中々いないです。本人も「得意なの」と豪語しておりましたそういえば。

 

⑤とにかくミスが少ない

これが一番厄介です!!!
リターンもストロークも、まぁちゃんはとにかくリスクを侵しません。えーちゃんのポーチもギリギリまで引きつけてかわしてきます。そして、こっちのボールが少しでも甘くなるとフォアで叩いてくる…くそぅ。

 

後半はもはやえーちゃんの愚痴になってしまいましたが、まぁちゃんから学ぶことは本当に多いです。勉強になります。



まとめ

いかがでしたか?

テニスの試合が軒並み中止や延期になっているところではありますが、そんな今だからこそ学べることもあるはず。

今回は試合で結果を出すための方法論について考えてみました。

参考にしてみて下さい。

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