こんにちは、まぁちゃんです。今回は、最近ある生徒さんから質問された内容について回答していきたいと思います。テクニックやフィジカルというよりや、メンタル・考え方寄りのお話です。では、どうぞ。
Q.何をやっても上手くいかない時はどうすれば?
これは、先日レッスン後にまぁちゃんのクラスの生徒Kさんから投げかけられた質問です。
ちょこちょこシングルスやダブルスの試合に出場していて、小さい大会では優勝することもあるKさん。スクールでは中級クラスに在籍している女性です。
Kさんは、試合に出ていると、何をやってもダメな時があるんだとか。
打てばミスをするから、触らない方がいいのかな?と思うけど、本当にどうするのがいいのかわからなくて、そういう状況になると困ってしまうと言います。
そりゃぁ、人間ですし。体調も日々異なります。
フィギュアスケートや体操とは違って採点競技ではありません。
テニスは相手もあるスポーツなので、常に同じようにプレーすることの方が難しいです。
サーフェスの得手不得手もあるでしょう。
だから、何してもダメな時はあきらめましょう!…なんてことは言いませんよ(笑)
ひと先ず落ち着いて、思考を変えましょう。
A.「今日の自分」ができる最高のプレーを
「何をやっても裏目にでる」
「全部入らない」
で思考停止させていませんか?
例えば、
「いつも通りやろうとしても全部入らない」のなら、
「スピードを落としたら入る?」
「回転を掛ければ入る?」
と仮説をたてて検証していきましょう。
「サーブが入らない」のなら、
「2本ともセカンドサーブで打ってみる?」
「リターンのプレッシャーがすごいから、前衛を下がらせる?」
「アンダーサーブは入るかな?」
仮説をたてて検証です。
ポイントは「今日の自分は何ができるのか」に目を向けること。
出来ないことばかり気にしていては、建設的な思考を邪魔します。
今の自分にできることは何か?
今日の自分には何ができるのか?
しっかりと考えてみてください。
そのうえで、
例えば「ロブなら安定して打てそうだ」と何かきっかけがつかめればしめたもの。
徹底的にロブを打ち続けたらいいと思います。
ダブルスであれば、パートナーにはロブ待ちしてもらって、あまり前に詰め過ぎずに甘いロブが上がってきたらスマッシュしてもらうように作戦を立てる。
シングルスなら、ロブで100球ラリーをするつもりで延々とロブを上げ続けましょう。
きっと相手はいやになって、流れはこちらにくるはずです。
ほかにも、「ボレーは何とかなりそうだ」と思うのなら、ストロークは捨ててサーブ&ボレー、リターンダッシュをしたらいいのです。
これらは練習していなければ、相手に多くポイントを与えてしまうかもしれません。
でも、「何をやっても入らない」「全部失敗する」とわかっているストロークで戦うよりずっとマシ。だったら、少しでも糸口がつかめそうな、ボレーで勝負したほうが絶対に次につながります。
その試合は負け試合になったとしても、次の試合や自身の経験につなげればいいのです。
サーブ&ボレーやリターンダッシュを試合で実践した経験はご自身の財産になります。
絶対に無駄にはなりません。
無駄なのは、「今日は何をやってもだめだ」と悲観して、思考停止してしまうこと。
今日の自分ができる最高のプレーを考えて、実行に移す。
「何やったらいいの?」パニックになっているようでは、相手の思うつぼですよ。
転んでもタダでは起きない。
相手を簡単には勝たせない。
泥臭く粘り強く。
最後の1ポイントまで。
まとめ
「試合で何をやっても上手くいかない。どうやって戦ったらいいの?【テニス上達法】」ということでお届けしてきました。
いかがでしたか?
まとめると
- 「何をやっても上手くいかない」「全部入らない」で思考停止してはダメ
- 「今日の自分は何ができるのか」に目を向けて、仮説検証。
- なにかきっかけがつかめたら(ロブなら入る/ゆっくりなら入る)それをつかって徹底的に戦う。
- 結果的にその試合は負けてしまったとしても、次の試合につながったり、自分の経験になるのであれば、それは財産になる。
- 今日の自分ができる最高のプレーを考えて、実行に移す。
ということです。
最後の最後の1ポイントまで何があるかわかりません。今できる作戦、今できる武器で戦っているうちに、相手の調子が落ちてくるかもしれないし、自分の調子が上がってくることもあります。
絶対に戦うことを放棄しないでください。
以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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