元世界ランキング1位のキャロライン・ウォズニアッキが現役の引退を表明しましたね。2020年全豪オープンが最後の大会になるそうです。引退の理由は一体なんなのでしょうか?ネットの反応なども含めてまとめます。
ウォズニアッキ、引退の理由は?ネットの反応も
2019年12月、元世界ランキング1位キャロライン・ウォズニアッキが2020年1月の全豪オープンを最後に、コートを去る意向を発表しました。
引退の理由は何でしょうか?ウォズニアッキは自身のinstagramで、このように投稿しています。
「コート上で夢に描いてきたことは、すべてやり遂げた」
「常に自分自身に言い聞かせてきたのは、テニスを離れてもっとやりたいことが出てきたら、それが潮時だということ」
また、AFP BB NEWSによると
米プロバスケットボール(NBA)で優勝経験を持つ夫のデビッド・リー(David Lee)氏との家族生活に専念し、自身が患っている関節リウマチの啓発活動に携わっていきたいというウォズニアッキは、「最近の数か月間で、コートの外での人生においてもっと成し遂げたいことがあると気づいた」とすると、「これ(引退の決断)は自分の健康とは何も関係ない」と説明した。
出典:AFP BB NEWS
とあり、2019年6月に結婚したデビット・リー氏との結婚生活を優先したいという思いや自身のやりたいことに注力したいという、本人の強い意志があるのでしょう。
これに対し、ネットではどのような反応があるのでしょうか。調べてみました。
ウォズニアッキ引退へ ついにこの世代も引退が始まるんだな・・・#女子テニス #ウォズニアッキhttps://t.co/NVFArGF2LT
— スマッシュ速報 (@tennisblogger80) 2019年12月8日
ウォズニアッキはそのかわいい容姿で注目されていた一方で、一生懸命コートを走る姿に魅せられ、日本にもたくさんのファンがいました。ネットでの反応の多くが、突然の引退表明で「早すぎる…」「残念」という声がほとんどでした。
2019年9月、ウォズニアッキはアメリカ選手らとともにハーバード・ビジネススクールの学生となりました。受講したのは引退後にプロスポーツ選手がビジネス面でのキャリア構築に対応できるようにと用意されたプログラム。
この投稿をInstagramで見る
ウォズニアッキは「ハーバード・ビジネススクールに入学できるなんて夢みたい!」とSNSでコメント。引退後の準備は万全ということかもしれません。
いずれにしても、ウォズニアッキ自身も長い期間悩んで、今回の結論をだしたと思います。ファンとしては、最後の全豪オープン、一生懸命声援を送ってあげたいですね。頑張ってほしいです。
ウォズニアッキの身長、体重、兄、家族などプロフィール
さて、ここからはウォズニアッキのプロフィールについて、あらためて見ていきたいと思います。
この投稿をInstagramで見る
デンマーク出身のキャロライン・ウォズニアッキは、1990年7月11日生まれの現在29歳です。デンマーク人ではじめて世界ランキング1位になりました。身長は177㎝、体重は58㎏。右利きで、バックハンドは両手打ちです。
ウォズニアッキの家族について紹介します。父は元プロサッカー選手のピョトル・ウォズニアッキ、母はバレーボールの元ポーランド代表のアンナ・ウォズニアッキ。
さらに兄のパトリック・ウォズニアッキはデンマークのプロサッカー選手といいますから、キャロライン・ウォズニアッキは超ハイレベルなスポーツ一家で育てられたことがわかります。
父のピョトルの指導で7歳でテニスをはじめたウォズニアッキは、2005年15歳でWTAツアーにデビューしました。WTAツアーではシングルスで30勝、ダブルスで2勝しています。
グランドスラムでは、2018年の全豪オープンで優勝、2009年、2014年の全米オープンで2度の準優勝があります。自己最高ランキングはシングルスで世界第1位、ダブルスで世界第52位。すばらしい実績ですね。
一方で、ウォズニアッキは2018年10月、関節リウマチを患っていることを公表しました。
このたび発表した引退に関して、「自身の病気とは関係のないことだ」とコメントしていますが、リウマチの啓発活動に関わりたいということは明かしています。引退の決断には、こういった背景もあるようですね。
恋多きウォズニアッキ、結婚していたの?!
2011年プロゴルファーのローリー・マキロイと交際が発覚した後、2014年元旦に婚約発表していたウォズニアッキ。スポーツ界のスーパーカップルということで世界中のメディアも注目をしていました。
しかし、結婚式の日取りもきまり、招待状を発送し終えた5月、突然の婚約破棄を発表。世界中のメディアが騒然となり、日本でもメディアで取り上げられていたので、覚えている人もいるかもしれません。
たった十分間の一本の電話で、一方的にマキロイから婚約破棄を告げられたとウォズニアッキが後にコメント。その一方で、自分の強さや求めていることを知る機会になったとも話しています。
悲しみを乗り越えたウォズニアッキはその後、2017年にプロバスケットボール選手のデビット・リーとの婚約を発表。2019年6月に晴れて結婚ということになりました。ウォズニアッキは6月18日instagramに次のような投稿をしています。
この投稿をInstagramで見る
とても素敵な写真ですね。結婚相手のデビット・リーは元NBA選手で身長が206㎝もあります。身長177㎝のウォズニアッキが見上げるような長身です。二人の穏やかな笑顔から幸せな気持ちが伝わってきて、こちらまでHappyになりますね。
これまで恋愛をオープンにすることもあり、恋多き女性と思われていたウォズニアッキ。全豪オープンで引退した後には、夫との生活を優先したいということも話しています。
大切な人と送る結婚生活というのは、女性のひとつの幸せの形でもあります。いままでWTAツアーを転戦し、争いの中で生活してきたウォズニアッキですから、引退後は穏やかな結婚生活を送り、幸せを感じてほしいなぁと思います。
ウォズニアッキとシャラポワの因縁ってなぁに?
ウォズニアッキをインターネットで検索すると、「シャラポワ」「仲」というようなキーワードで検索されていることがわかります。どうやらこの二人、因縁があるようですね。
ことの発端は、2016年全豪オープンで行われたドーピング検査で、世界アンチ・ドーピング機構(WADA)で禁止薬物に指定された薬物がシャラポワから検出されたことに遡ります。
シャラポワはこの件で長期にわたる出場停止処分が下されたのですが…。約一年半の出場停止期間を終え、2017年全米オープンでグランドスラムに復帰しました。
その際、シャラポワの出場するすべての試合がセンターコートで行われていたのだそう。これに対して、当時5位だった自身の試合はアウトコートを指定されていて、ウォズニアッキは不満を訴えたということなのです。
元世界ランク1位のウォズニアッキは、「センターコートが完全にビジネス優先であることは理解できるけれど、運動能力向上薬を使用する違反を犯した人間があっという間に毎回センターコートで試合をするなんて問題がある」と主張していた。
出典:AFP BB NEWS
この指摘に対して、シャラポワはこのように反論。
「スケジューリングに関しては、ご存じの通り私が作るものではありません。私は堂々たる競技者なので、ニューヨーク(New York)市クイーンズ(Queens)区の駐車場に追いやられても喜んでプレーします。そんなことは私にとって問題ではありません。肝心なのは私が4回戦に進出したということ。それで、彼女はどこにいるのかしら」
出典:AFP BB NEWS
売り言葉に買い言葉。同じテニス選手なのだから、コート上で戦ってほしいところですが、今回はコート外でこのような舌戦が繰り広げられたということなのでした。以上のことから、シャラポワとウォズニアッキの不仲がささやかれるようになったということです。
ドーピングは何があっても認められるべきものではありません。そして、ドーピングで処分を受けた選手が優遇されるのが納得いかないというウォズニアッキの言い分もわかります。
一方で、シャラポワの言うとおり、シャラポワ自身がコートスケジュールを組んでいるわけでもありませんよね。ここは大会側がどういう判断を下して各選手にコートをアサインしているのか、という点に尽きると思います。
テニスファンとしては選手たちの素晴らしいプレーが見たい!ただそれだけです。なので選手たちが不満を持つことなく、最高のパフォーマンスが発揮できる、プレーに集中できる環境を、大会側は提供してほしいと思いますね。
さて、時は経ち、二人は2019全豪オープンの三回戦で直接対決をします。4-6.6-4.3-6とフルセットの接戦の末、シャラポワが勝利。試合後の会見では二人の仲についての記者からの質問も出ました。
ウォズニアッキは「お互いの関係は以前と変わらないと思う」とコメント。今も二人の間の溝は埋まっていないようですね。
ウォズニアッキのラケット・ガット
この投稿をInstagramで見る
まずはウォズニアッキのラケットをみていきます。一時期はヨネックスを使っていましたが、現在はBabolatのPureAeroを使用しています。
ガットはメインストリングがBabolatのRPM Blast。
クロスが同じくBabolatのVS Naturalとされています。
元世界1位のウォズニアッキ、主要な大会結果と生涯獲得賞金について
ウォズニアッキは、WTAツアーで30回優勝しています。グランドスラムなど主要な大会結果は以下の通りです。
2009.9全米オープン 準優勝 5-7.3-6 キム・クライシュテルス
2010.10WTAファイナルズ 準優勝3-6.7-5.3-6キム・クライシュテルス
2014.9全米オープン 準優勝 3-6.3-6 セリーナ・ウィリアムズ
2017.10WTAファイナルズ優勝6-4.6-4 ビーナス・ウィリアムズ
2018.1全豪オープン 優勝 7-6(2).3-6.6-4 シモナ・ハレプ
また、自己最高ランキングはシングルスで第1位、ダブルスで第52位。ウォズニアッキの生涯獲得賞金は
35,218,415 アメリカ合衆国ドル
出典:wikipedia
日本円にすると約38億円ということです。すごい数字ですね。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、全豪オープンで引退を発表した、キャロライン・ウォズニアッキについてまとめてきました。
引退の理由は6月に結婚した夫との生活を優先したいということ、テニスを離れてやりたいことがあるというようなことでしたね。
また、ネットでのファンの反応は、突然の引退発表に驚きを隠せないというようなものでした。
来月中旬にオーストラリアで行われる全豪オープン。そこでのプレーを最後にウォズニアッキは引退ということになります。優秀の美を飾ることができるのか?期待して応援しましょう。