テニスの経験を積んでくると、誘われて試合に出る機会も出てくるでしょう。試合に出ると決断したものの「試合っていったい何をもって行ったらいいの?」と初めての場合はわからないと思います。今回はテニスの試合の持ち物について、暑さ・寒さ・雨対策もばっちりの決定版でお届けしていきたいと思います。
※この記事は、管理人が経験してきた個人的な経験からお伝えしている内容になります。
暑い日も寒い日も雨の日も!基本の持ち物
管理人のまぁちゃんは小学校高学年ころに試合に出はじめてから、上の子を妊娠出産するまで20年ほどさまざまな大会に出てきました。
ジュニア時代、高校・大学、社会人とテニスの試合に出続けてきて、実際に役立ったと思うものや、あると便利だなと感じたものまで、このページでは紹介していきたいと思います。
まずは、基本の持ち物からです。
ラケット
ラケットは複数用意したほうがいいです。練習では全然切れなくても、試合となると相手がどんなボールを打つ相手かわかりません。スピンがかかった重いボールを打つような相手であれば、普段は全然ガットが切れない方でもガットが切れることもあるでしょう。もしもの時に焦らないように、ラケットは最低でも2本は持参するようにしましょう。
初心者でまだ1本しかラケットを持っていないという方もいると思います。もし、試合に出るのは最初で最後というつもりなら1本でいいかもしれませんが、今後も継続して試合にチャレンジするつもりがあるのであれば、ラケットをもう1本追加で購入するいいきっかけかもしれませんよ。
テニスシューズ
試合会場は何コートですか?
オムニやクレーなのか、ハードコートなのかでシューズは異なります。まずは、会場のサーフェスを確認しましょう。
試合会場につくまでの移動手段は何ですか?
電車で行く場合は、駅までの道のりや乗り換えでたくさん歩くことになりますね。シューズの底が減ってしまう(シューズの寿命を縮める)原因ともなるので、テニスシューズを履いての移動はおすすめできません。
行きや帰りは別のスニーカーを履き、試合の時は履き替えるようにするとシューズも痛まずに長持ちします。もし、試合会場まで車で行くのであればあまり気にしなくてもいいかもしれません。
それから、電車移動の方で移動中はサンダルを履こう考えている方がいれば、それは避けたほうが無難かもしれませんよ。満員電車で試合に向かう途中、サンダルの足をヒールで踏まれた先輩がいました。電車の乗り換えで急いでいて、急いで階段を降りようとしてサンダルが滑ってけがをした人も知っています。道中は思いがけない危険がありますので、気をつけてくださいね。
試合の参加費
社会人が出る草トーなどでは、参加費を当日回収することがほとんどです。
団体戦であれば申し込みをしてくれた代表の方が、ダブルスの場合も申し込みをしてくれたペアの方が、申し込みの過程でまとめて参加費を支払ってくれていることもあります。
もし、あなたが試合当日までに支払っていないのであれば、当日請求されると思って、千円札を多めに用意しておくことをおすすめします。
日焼け止め・帽子・サンバイザー・サングラス
試合の多くが屋外コートで開催されます。室内で練習している方にとっては、太陽の日差しに驚く方もいるかもしれません。
日焼け止めクリームを使い、日焼け対策をとりましょう。
また、日差しについてはサングラスやサンバイザー、帽子などで遮ることで、プレーに集中できることもあるので、是非有効に使用しましょう。
ジュニアや学生の試合では、サングラスの使用が認められないことがありますので、使用可否は大会本部に確認することをおすすめします。
また、試合でいきなり使うとかえって気になってしまうこともありますので、試合で使うことを想定して普段の練習の時からサングラスや帽子などを着用した状態でプレーするといいかもしれませんね。
着替え
下着と試合着上下、靴下、サンバイザーや帽子など、着替えは複数もって行った方がいいと思います。
冬は試合をしているときは汗をかくほど体が温まりますが、試合後着替えないでいると待ち時間の間に汗が冷えて冷たくなり、身体を冷やしてしまうことになります。
夏も、汗をかいたウェアのままでいると体力の消耗につながります。サンバイザーや帽子は毎試合着替える必要はありませんが、下着と試合着上下はなるべく小まめに着替えをした方がいいです。
また、忘れがちなのが靴下をかえること。試合をすると、靴の中はかなり蒸れた状態になります。フットワークはテニスにおいて要でもありますよね。靴下を変えることで次の試合にリフレッシュした状態で臨みたいものです。
夏も冬も、試合後にすぐに着替えをすることで、コンディションを整えましょう。
飲み物
コンビニでペットボトルを購入し、そのまま飲用する人もいますが、試合に今後出ていくのであれば水筒(スポーツジャグ)の購入を検討してもいいかもしれません。
一度買ってしまえば、試合だけでなく練習でも使えますし、スポーツドリンクの粉などを利用すれば非常に経済的です。
また、ペットボトルと異なって冷たい状態を保つことが出来るので、炎天下など飲み物が熱くなりやすい環境では、あると便利なグッズといえます。
一日に試合を何度もすることを考慮すると、2リットル程度入るスポーツジャグがおすすめです。
お昼ご飯・おやつなどの軽食
1日がかりで試合をする場合は、お昼ご飯を忘れずに持参しましょう。
男性の場合は、試合の合間にしっかりエネルギー補給できるような食べ物・軽食を用意しましょう。錦織圭選手は試合中バナナや「inゼリー」などを口にしているようです。
また、女性の場合は、待ち時間におやつを交換することもありますので、友人に配れるような個包装のおやつがあると便利です。
タオル・リストバンド
試合をしていると汗をかきます。タオルを用意したほうがいいでしょう。
オムニコートだと多少の雨では試合は中止になりません。実際管理人もうっすらと水たまりができているコートで試合をしたことがあります。
雨の日であれば、タオルは何枚かあった方がいいかもしれません。頭の上から足先まで濡れますから、バスタオルがあってもいいと思います。
また、夏の暑い日にはリストバンドがあると便利です。汗を拭くのはもちろんですが、腕にかいた汗が垂れてくるのをリストバンドが吸収してくれます。
リストバンドがなければ、手の汗とともにグリップテープにしみこむことになり、グリップテープが滑る原因となります。グリップが滑ると、ラケットがくるくる動いてしまったり、いいプレーはできませんので要注意です。
レジャーシート・アウトドアチェア
レジャーシートがあると荷物を置く場所に困りません。また、長い待ち時間がある場合は座る場所があると楽です。
試合会場に用意されているベンチを確保できれば良いですが、みんながベンチなど快適な場所を狙っているので確保するのも一苦労。
アウトドアチェアを持っているのであれば、試合会場に持参することで待ち時間も快適に過ごすことが可能です。
練習球・縄跳び
試合前にコート開放してくれる場合があります。その際、コートは解放してくれるもののボールは各自ということがすくなくありません。練習に使えるボールを持参していくと、そんなときもこまりません。
また、空きスペースでボレーボレーをしたり、キャッチボールをしたり、壁打ちがあれば壁打ちをしたり、ウォーミングアップをするにもボールが一つあるだけでいろいろ使えます。
縄跳びも身体を効率よく温めるにはいいアイテムです。縄跳びは一人で体を動かすことができるので、シングルスに出場される方のウォーミングアップ用としておすすめです。
救急セット・はさみ
絆創膏やテーピング(ホワイトテープ・キネシオテープ)などは、あると便利です。
靴擦れになったり、傷ができたり、怪我をしないとも限りません。いつ何がおきても大丈夫なように、最低限のものだけでもかまいませんが、救急セットを持っておくと安心です。
また、はさみはテーピングをカットする際にも使えますし、ガットが切れた時にもしようすることができるので、あると便利です。
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夏の炎天下の試合であると便利なもの
クーラーボックス
飲み物や食べ物を冷たい状態で保管することができる、クーラーボックスがあると便利です。
逆に、真夏にクーラーボックスなしで食べ物を置いておくのは腐ることも念頭にいれておかなければなりません。
荷物にはなりますが、コンパクトなものでいいので用意しておいた方がよいでしょう。
ミネラル・塩分がとれるもの
大量に汗をかいたときに注意したいのが、ミネラル不足におちいること。
水だけ飲んでいては、体内の塩分濃度が薄まり、めまいや立ちくらみ、熱中症などにつながります。ミネラル不足で足が攣ってしまったり、痙攣してしまうこともあります。
スポーツ飲料や麦茶など、ミネラルが含まれた飲み物を飲むか、塩飴や熱中症対策のタブレット、梅干しや塩昆布などを用いて積極的にミネラルを補うことで、予防に努めましょう。
日傘
夏場の炎天下の試合では、試合中はもちろんですが、試合と試合の間の待ち時間の過ごし方にも気を使わなければなりません。
日影を確保できればそこで過ごすのがよいですが、時間と共に太陽の位置が変わり、影も移動してしまいますよね。
また、ほかの参加者も日影を求めているため、いい場所は争奪戦となってしまいます。そんなときにあると便利なのが日傘です。
傘で日陰をつくることができるので、体力の消耗を少なくすることができるでしょう。
グリップテープの予備(雨の日にも!)
先ほど、「タオルとリストバンド」のところでも触れましたが、真夏の炎天下での試合では大量に汗をかきます。
体中から汗が出ますし、いつも以上に手汗もかきます。腕を伝った汗が手汗として、グリップを濡らすことが想像できます。
湿ったグリップテープではいいプレーはできませんので、滑るようならすぐに巻き替えましょう。
雨の日の試合で、あると便利なもの
日本で主流となっているオムニコートで行われる試合は、多少の雨でも試合が決行される場合があります。基本の持ち物で挙げた「着替え」や「タオル」は枚数を多めに用意することをおすすめします。また暑い日のところで挙げた「グリップテープの予備」は雨の日もあったほうがいいアイテムですね。
ゴミ袋
雨の日はゴミ袋が非常に役立ちます。
ゴミ袋があれば、雨の当たらないところに大きな荷物を置いておき、貴重品とラケット、タオル、飲み物など試合に必要最低限のものだけをゴミ袋に入れて、コートに持ち運ぶと、試合中も荷物を雨から守ることができます。
また、70リットルサイズなどの大きなゴミ袋があれば、(ラケットバックのサイズにもよりますが)荷物がまるまる入る場合もあります。ゴミ袋はたたんでおけばかさばるものではないので、日ごろからバッグの中に忍ばせておいてもいいと思いますよ。
予備のテニスシューズ
テニスシューズは多少の雨であれば染みてくるようなことはありませんが、試合などで長時間雨の中でプレーをしなければならない場合は、靴の中まで濡れてしまうことがあります。
靴が濡れると重くなりますし、フットワークに影響がでます。また、体力が奪われてしまいやすいという点もあります。予備のテニスシューズがあるのであれば用意しておくといいかもしれません。
雨の中で試合ができるのは主にオムニコートですが、雨で湿ったオムニコートなら古いシューズでもそうそう滑りませんから、古いテニスシューズがまだ履けるようなら持参しても良いと思いますよ。
冬の寒い日の試合にあると便利なもの
最後に冬の寒い日に行われる試合で、あると便利な持ち物についてです。
高校生の時に出場したジュニアの大会は1月1日に行われたものがあったし、社会人になって12月31日に行われる団体戦に出ました。
このようにテニスの試合はオールシーズン行われています。それでは寒い日に何があるといいのか。見ていきましょう。
手袋・ネックウォーマー・レッグウォーマー
まずは、手袋、ネックウォーマー、レッグウォーマーです。
手袋があると待ち時間に手先が冷えることがないので、試合に入るときに手がキンキンに冷え切っているということが無くなります。
また、主に女性用ですが、つけたままプレーが可能なテニス用の手袋もありますので、そちらを着用するのもいいかもしれません。
首とつく部分を温めると身体が温かくなることを知っていますか?
手袋(手首)以外にも、ネックウォーマー(首)、レッグウォーマー(足首)を用いて、身体を冷えから守ることが大切です。
極寒の場合はネックウォーマーやレッグウォーマーは温まるまでは着用したまま試合をしてもよし、あったまったら外すのも簡単なので、寒い日にはあると便利な防寒グッズとなります。
貼らないホッカイロ
続いては貼らないホッカイロです。これは冷えてしまった手を温めるときに使います。
手袋をしていても手が冷えてしまうような日もありますし、そもそも冷え性の人もいるでしょう。
そんな人には貼らないホッカイロ!冷えてしまった指先を温めるのに効果的です。
貼るホッカイロでは、指先は温めることが出来ませんので、ぜひ貼らないホッカイロを持参してほしいと思います。
ダブルスなどの場合は、ペアの分ももって行ってあげると喜ばれること間違いなしですよ!
ベンチコート
寒い日は、ベンチコートですよね。ふくらはぎのあたりまで長く隠れるベンチコートは着るお布団のような温かさで、寒さから体を守ってくれます。
寒い冬は待ち時間をどう過ごすかというのが非常に大事になってきますので、寒さに負けないためにも、ベンチコートを一着用意しておくと便利ですよ。
ただのジャンパーやウィンドブレーカーでは寒さに負けてしまいますので、冬はベンチコートは必須アイテムです。屋外での試合を観戦する方にもおすすめです。
まとめ
いかがでしたか?
ここまで「テニスの試合の持ち物完全版!」ということで、雨の日、暑さ、寒さ対策も含めてお届けしてきました。
現実的に考えると、車で試合会場まで行かれる方は何でも多めにということが出来ると思いますが、電車で移動される場合は荷物を最小限にしたいということもあるでしょう。
それについてはご自身で取捨選択をしていただいて、調整してもらったらいいかなぁと思います。
ぜひ参考にしていただけたらと思います。
今回はここまでです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
新型コロナウィルスの脅威が一日でも早く収まりますように。
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