テニス・その他

8月から男女ツアー再開決定!超過密と話題の大会スケジュールや再開についての選手コメントも

6月半ば、ようやくテニスツアー再開の一報が入ってきました。3月以降中断されていたプロツアーですが、WTAは8月3日から、ATPは8月14日から順次大会が再開されるようです。しかし、再開後のスケジュールが超過密日程で選手から批判もあるとか。このページでは、今日までにわかっている、ツアー再開後の日程や選手のコメントなどについてお届けしていきます。



ついに8月ツアー再開!

男子初戦は8/14 ATP500シティオープン(米・ワシントン)

ATPツアーは8月14日からアメリカ・ワシントンDCで開催されるシティ・オープンを皮切りにツアーが再開される予定です。

続いて、ウェスタン&サザン・オープン(8月22日開幕・米ニューヨーク)、全米オープン(8月31日開幕・米ニューヨーク)というスケジュール。

 

「可能な限り多くの大会をリスケジュールすることが我々の目的だった」ATP会長 アンドレア・ガウデンツィ

 

とATP会長もコメントした通り、非常に過密日程。

具体的なスケジュールは、ATPツアー公式twitterでこのように発表されています。

右端の大会開始日(startday)に注目すると、8月14日にツアーが再開されると全米オープンまで毎週大会が実施。全米終了と同時にクレーシーズンがスタートしてそのまま9月27日開幕の全仏オープンまで、7週間もの間、休みなく大会が続くこととなります。



そして、今回発表された7大会のうち、5大会はマスターズ1000とグランドスラムという大きな大会になります。

これらのビックタイトルは通常、最長でも連続2週まででした。たとえば、1週間で戦われるマスターズ1000が連続2大会、もしくは2週間で戦われるグランドスラムが1大会だけという具合に。

 

しかし今年は7週連続で大会が続き、その中にマスターズ1000やグランドスラムというビックタイトルが入る、超異例の過密スケジュールです。

運営側はこうコメントしています。

「今後は状況の変化に応じてイベントを追加していきたい。ツアーの再開を確実にすることは、安全な環境で行われることが最も重要である」ATP会長 アンドレア・ガウデンツィ

 

この発言を裏付けるように、全仏オープン以降のスケジュールについては7月中旬以降に発表を予定しているといいます。

既に楽天ジャパンオープンについては中止が決定していますが、今回発表された7大会と平行して、可能であれば別会場でATP500とATP250の大会を追加することをATPは検討しているのだといいます。

 

この超過密スケジュールにより、複数の国を選手たちは移動することになりますよね。これについて、検疫の面では問題ないのでしょうか。同じアメリカ内なら可能かもしれませんが、アメリカからヨーロッパへ移動してすぐに試合ができるのかどうか。

これまでは、他国からの入国は2週間の隔離などありましたよね。もちろん、そこがクリアになったからこそのツアー再開だとは思いますが…、さまざまな点でいまだ不確定要素が多すぎて、参加する選手たちは不安が先行しているのではないかと思いました。

 

まぁちゃん
まぁちゃん
新型コロナについては多少落ち着いてきたという判断からのツアー再開だと思いますが、先日のジョコビッチの主催大会でのクラスターの一件もありますから、楽観視するのはまだ早いのではないかと感じます。

また、コロナ禍において世界から選手が集まり大会を運営するということが、どのような結果をもたらすのか。これについては、誰にもわかりません。そして、超過密スケジュールによって、選手の体調管理やケガについても心配ですね。

 



女子初戦は8/3 パレルモ・オープン(伊・パレルモ)

WTAツアーはパレルモ・オープンが初戦となります。その後はATPツアー同様、シティ・オープン、ウエスタン&サザン・オープン、全米オープンと続きます。

WTAは今後行われるすべての大会について、無観客で開催することを想定しているとしています。

 

ツアー再開後のくわしい日程はWTA公式Twitterをご確認ください。

これによると11月2日に東レ・パンパシフィック・オープンが日本で開催されるようですね。

楽天ジャパン・オープンは中止で、東レは開催。このあたりはどのような判断がなされたのか少しわかりませんが、ほかの大会との兼ね合いや、日程などの都合もあったのかもしれません。

 



全米オープンでとられる主な感染症対策について

コロナ後最初におこなわれるグランドスラム「全米オープン(8/31~)」ですが、下記のような感染症対策をとって行われるようです。

  • 無観客での開催(TV、オンライン観戦のみ)
  • 選手・関係者はUSTAが手配するチャーター便で渡米
  • 選手は渡米前の検査に加え大会中も週に2~3回のウィルス検査
  • 宿泊施設へ制限および移動の制限(マンハッタンなどへの移動禁止)
  • シングルス予選の中止(本戦128ドローのみ)
  • ダブルス64ドロー→32ドローへ縮小
  • 混合ダブルス、ジュニアの部は開催しない
  • 選手の帯同スタッフは3人まで
  • ボールパーソンは最小人数で
  • アーサー・アッシュ・スタジアムおよびルイ・アームストロング・スタジアムに限りラインジャッジあり。その他は主審とチャレンジシステム。

 

 

通常ウエスタン&サザン・オープンはシンシナシティで開催していますが、今年に限り全米オープンと同じ会場で行われます。

2つの大会を1つの場所で開催することで、移動を伴うリスクを軽減することが目的なのだとか。

渡米前のウィルス検査、宿泊施設の制限や、無観客で行うことから、少しでも感染リスクを下げたいという思いがうかがい知れますね。

一方で、現地ニューヨークではコロナ第2波の流行がはじまったのではないかという懸念もされています。

 

運営側が「コロナの臨時病院だったスタジアムで、テニスツアーが復活する!」というドラマティックなストーリーを描いているのではないか?とうがった見方をしてしまいますが、全米での再開にこだわらず、あくまで選手の安全を第一に考えて、慎重な判断をしてほしいと思います。



大会開催についての各選手のコメント

ドミニク・ティエム(オーストリア)

「すべての状況がかなり厳しい」「だから、出場が納得できるように、いくつかの状況が変わっていく必要があると考えている」

https://www.afpbb.com/articles/-/3288101

 

アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)

「プレーできる機会があれば最高だけれど、今の状況からすれば多くの選手が現地の環境に満足するとは思えない」「それが自分の考えだ。だけど、僕ら選手がそういう雰囲気にしているのではなく、全米オープンの方針がそうしているんだ」

https://www.afpbb.com/articles/-/3288101

 

ニック・キリオス(オーストラリア)

「ATPは全米オープンの開催を進めようとしている。現在起きている全ての出来事を踏まえれば身勝手だ」「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)はもちろんのことだが、暴動のこともある。テニスが再開する前に、人々が一丸となってこういった困難を乗り越えなければならないというのが自分の考えだ」

https://www.afpbb.com/articles/-/3287983?cx_part=related_yahoo

西岡良仁(ミキハウス)

ノバク・ジョコビッチ(セルビア)

「USオープンをプレーする間に我々が遵守しなければならないはずのルールを主催者が伝えてきたが、それらは本当に極端なものだ」とジョコビッチは前述のテレビ番組のインタビューの中でコメントした。「現時点の気持ちでは、僕は『ノー』と言うよ。数ヵ月のうちにどう感じるかはわからないけどね」。

https://tennismagazine.jp/_ct/17368812

 

ラファエル・ナダル(スペイン)

「健康面で状況が完全に安全になるまで、ツアーを再開することはできない」と彼は主張した。「そしてすべての国のすべてのプレーヤーが競技をしても安全な状況の中、大会参加のために旅をすることができるという面で平等な状態でなければならない」https://tennismagazine.jp/_ct/17367757

 

「テニスをプレーできなくて寂しいよ。もっとも愛する大会をプレーする感覚が恋しい」とナダルは語った。「でも同時に、僕の頭はそのことを考えてはいない。僕の頭は、普通の生活を取り戻そうとすることに焦点を当てている。我々がやらなければならない最初のことは、当たり前の日常を取り戻すことなんだ」

https://tennismagazine.jp/_ct/17367757

 

K.フリッペンス(ベルギー)

「全米オープンがいまだに開催予定なのがおかしいと思うのは私だけ?選手たちの数名が陽性になっている」と大会実行へ反対の意思を綴った。

「基本的には全米オープンで1人が陽性になったらみんなが2週間の隔離を行わなければならないはず。それはつまり、もし起こればみんなが大会をキャンセルするしかなくなってしまうということじゃないの?」

https://news.tennis365.net/news/today/202006/127636.html

 

錦織、大坂なおみはUSオープン出場の意向

ちなみに、日本男女のエースである錦織圭と大坂なおみの両選手は、ともに全米オープンの出場を表明しています。アメリカのセリーナ・ウィリアムズも参加を表明しています。

一方で、女子世界1位のアシュリー・バーティは参加に難色を示しているという報道も。

テニス自体は非接触のスポーツなので、接触があるスポーツと比較すると安全といえるスポーツだとは思いますが、ニューヨークの地が8月下旬にどのような状態になっているのかは、誰もわからないので、判断が難しいなぁと思います。

 

個人的にはナダルのコメントが一番しっくりきたのですが、来年のオリンピックへと関係していく以上、どこか1か国でも参加できないという状況であれはツアー再開するのは違うのでは?という考えです。

そして、いまやらなければならない最初のことは当たり前の日常を取り戻すこと。というナダルのコメントは本当にその通りだと思いました。

 



まとめ

ここまで、テニス男女ツアー再開について、日程や感染症対策、選手のコメントなどお伝えしてきました。

いかがでしたか?

 

選手のコメントを読めばわかる通り、賛否両論ある今回のツアー再開。個人的には、時期尚早な気がしてなりません。

現在ニューヨークではコロナの感染者が再び急増していて、第2波が懸念されているというニュースも耳にしました。

日本人と比較すると、コロナに対して楽観的な(おおらかな?)印象のある外国の方たち。

このまえのアドリア・ツアーでのジョコビッチやティエム、ズベレフのナイトパーティの開催や立ち居振る舞いをみても、それは明らかですよね。

ジョコビッチ疑惑のパーティ動画!ソーシャルディスタンスは取られていた?選手のコメントも

 

また、ズベレフが自主隔離期間中に再び「密集したパーティ」へ参加したというニュースも耳にしました。

そもそも、日本と外国ではコミュニケーションや挨拶の違いがあり、ハグなどのスキンシップは仕方のないことだと思います。

けっして、外国の方に日本並みの衛生観念を持ってほしいというわけではありません。

ただ、コロナが落ち着いてきて規制が緩和されることで、気が緩んだり、楽観的なふるまいをすることが多くなるのでは?と容易に想像できるので、ワクチンや薬が確立する前に、大会の開催ありきの議論はいかがなものかと思うのです。

 

また、凍結中のランキングについてはどうなるのか、詳細はまだ発表がありません。しかし、ツアーが再開されるということはランキングもポイントに応じて変動していくのではないかと予想されます。

来年に行われる予定の東京オリンピック。ランキングはその出場権に直結するだけに、選手はコロナへの不安を抱きながらも参加の決断をせざるを得ないのではないでしょうか。

この判断により選手たちが犠牲になることのないように、ATPやWTA、ITFは状況を見極め、しっかりとした判断をしていってもらいたいと思います。

 

今回はここまでです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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