世界中で猛威をふるっている新型コロナウィルス。テニス界でも多くの影響が出ています。今ページでは、現時点でわかっている新型コロナウィルスにかかわる影響について、テニスに関するものをピックアップして紹介していきます。
目次
- 1 2020年3月
- 1.1 3/26 ウィンブルドン中止検討
- 1.2 3/25 テニス界初、新型コロナ陽性反応を確認
- 1.3 3/24 東京オリンピック一年延期が決定
- 1.4 3/19 全大会6/7まで中止・ランキングも凍結
- 1.5 3/18 全仏オープンが9月に延期を決定
- 1.6 3/17 WTAが5/2まで中断を発表
- 1.7 3/13 「6週間のツアー中断」ATP発表
- 1.8 3/12 フェドカップが延期を決定
- 1.9 3/9 BNPパリバ・オープン 中止決定
- 1.10 3/8 フェド杯も無観客試合を検討
- 1.11 3/7 ATPとWTAが共同声明
- 1.12 3/6 デ杯コロナ対策を講じて無観客で開催
- 1.13 3/4 フェド杯開催地変更・WTAツアー続々中止決定・西岡良仁デ杯欠場
- 2 2020年2月
- 3 まとめ
2020年3月
3/26 ウィンブルドン中止検討
グランドスラムのひとつであるウィンブルドン選手権を主催するオールイングランド・クラブは、6月29日~7月12日に予定されている本大会について、延期や中止を検討していることを発表しました。
同クラブは芝コートの使用可能期間が限られているため、延期は困難を伴うという見解も示しました。無観客では開催しないことも正式に決めたそうです。
3/25 テニス界初、新型コロナ陽性反応を確認
男子テニス世界114位のチアゴ・ザイボチ・ヴィウチ選手(ブラジル)20歳が自身のツイッターで新型コロナウィルスの陽性反応が出たことを報告しました。
↓実際の動画↓
Stay safe pic.twitter.com/rshLHLOTqY
— Thiago Seyboth Wild (@thiagoswild) March 25, 2020
3/24 東京オリンピック一年延期が決定
IOCは24日に臨時理事会を開き、東京オリンピック・パラリンピックの開幕を延期する決定を承認しました。
内容を抜粋すると「アスリート及び観客の安心・安全を確保することが重要」「現在の世界の状況が継続的に悪化していることに鑑み、2020年7月開催は不可能」「遅くとも2021年夏までの実施に向けて具体的に検討していく」というもの。
これにより、2020年7月25日~8月2日の日程で有明テニスの森で開催予定だったテニス競技についても延期が決定となりました。
3/19 全大会6/7まで中止・ランキングも凍結
<ATP・WTA・ITF>
コロナウィルスによるプロテニスツアーの中止は6月7日まで延長され、これによりクレイコートシーズン全体が除外されることになりました。
ATPとWTAの声明では「今は単独ではなく、一致して行動するとき」と述べ、次の通達がなされるまでATPランキングとWTAランキングの凍結も発表しました。
ITF管轄下の下部大会についても、6月7日まで休止となりました。
3/18 全仏オープンが9月に延期を決定
<ITF>
テニスの四大大会全仏オープンは、新型コロナウィルスの影響で、9月に延期することを発表しました。
全仏オープンは5月24日~6月7日の日程で行われる予定でしたが、9月20日~10月4日の日程へ変更となります。
開催国であるフランスにおいて外出を大幅に制限する措置が始まり、準備が勧められなくなってしまったことを理由としています。
3/17 WTAが5/2まで中断を発表
<WTA>
女子テニス協会(WTA)は新型コロナウィルスの拡大をうけて、WTAツアーを5月2日まで中断することを発表しました。
これにより、今期のポルシェ・グランプリ、イスタンブール・オープン、プラハ・オープンが開催されないことが決まったことになります。
3/13 「6週間のツアー中断」ATP発表
<ATP>
ATPは新型コロナのパンデミック発表をうけて、6週間のツアー中断を決定しました。
既にBNPパリバ・オープンの中止が発表されていましたが、同規模のマイアミ・オープンも中止。バルセロナ・オープンやハンガリー・オープンも中止になります。
3/12 フェドカップが延期を決定
<ITF>
ITFは、新型コロナの影響が広がる中で、フェドカップのファイナルズ(4/14~19ハンガリー)とプレーオフ(4/17~18世界八か所)を、延期することを決定しました。
フェドカップの出場はオリンピックの出場資格に影響しますが、それについては国際オリンピック委員会(IOC)と協議して対処するとのこと。
3/9 BNPパリバ・オープン 中止決定
<ATP>
「ファンとの交流を制限」、「タオルやドリンクは各選手で管理する」「会場内に250か所以上消毒剤を置く」などの対策を講じ、予定通り開催することを発表していた「BNPパリバ・オープン」ですが、新型コロナウィルスの影響拡大に伴い、中止が発表されました。
この大会はテニスのツアーでは4大大会(グランドスラム)に次ぐ規模の大きな大会で、トップ選手の大半が出場するものでした。日本選手からも大坂なおみ選手や西岡良仁選手が出場予定でした。
3/8 フェド杯も無観客試合を検討
<日本テニス協会>
新型コロナウィルスの感染拡大をうけて、4月に開催を予定している女子の国別対抗戦についても、男子のデビスカップと同じように無観客開催を検討していることがわかりました。
現在、会場の大阪市・ITC靱テニスセンターは感染予防のため閉館中のため、他に会場を変更して開催する可能性はあるそうです。
3/7 ATPとWTAが共同声明
<ATP・WTA>
新型コロナウィルスの世界的な広がりをうけて、男子プロテニス協会(WTA)と女子テニス協会(WTA)は新型コロナウィルスの対応策を共同で発表。
具体的な対応については次の通りです。
- コートに入場する際には選手とエスコート役が手をつながないようにする
- ボールキッズは手袋を着用する
- 選手へのドリンクやタオルの手渡しは行わない
- 選手はタオルやヘッドバンド、ウェアなどのファンへのプレゼントNG
- サインをかくためのペンやテニスボールを受け取ることもNG
今後も選手や大会本部、公衆衛生当局と連携し、状況を注視していくとしています。
3/6 デ杯コロナ対策を講じて無観客で開催
<日本テニス協会>
新型コロナの感染拡大をうけて、デ杯は下記のような予防策を講じたうえで、無観客で開催されました。
- ボールパーソンは全員ゴム手袋着用
- タオルの受け渡しはかごを介して行う
- 大会スタッフや報道陣などは、検温を義務付け
選手と直接的な接触を避ける工夫がとられ、観客も入らない中での試合となったが、デ杯代表の添田選手は「プレーに影響はなかった」とコメントしています。
3/4 フェド杯開催地変更・WTAツアー続々中止決定・西岡良仁デ杯欠場
<ITF>
新型コロナの感染拡大に伴い、中国の広東省で行われるはずだった(女子国別対抗戦の)フェドカップのアジア・オセアニア地区グループIの大会開催地がアラブ首長国連邦のドバイに移されました。
<WTA>
WTAツアーではつぎの開催中止が決定しています。
- 4/13開幕 西安オープン 中止
- 4/27開幕 昆明オープン 中止
<日本テニス>
デ杯に出場だった西岡良仁選手の欠場が発表されました。
ファンの皆様自分勝手で申し訳ございませんが、是非ご理解して貰えるとありがたいです。#gojapan #teamjapan #daviscup pic.twitter.com/gQiATToBbb
— YOSHIHITO NISHIOKA (@yoshihitotennis) March 4, 2020
2020年2月
2/28 ITF主催の国内3月開催大会が延期または中止
<ITF>
日本国内で3月に開催が予定されていた次のITF下部大会の開催延期および中止が決定しました。
- 甲府国際オープンテニス
- 亜細亜大学国際オープンテニス
- 三菱電機・早稲田大学インターナショナルテニスオープン
- 筑波大学MEIKEIオープンテニス
- 富士薬品セイムス ウィメンズカップin大阪体育大学
2/22 デビスカップの無観客試合を検討
<日本テニス協会>
男子テニスの国別対抗戦であるデビスカップの予選「日本対エクアドル」戦。新型コロナウィルスの感染拡大に伴い発表された政府の声明をうけ、無観客試合になる可能性がでてきました。現在、国際テニス連盟と運営方法の変更を協議中だそうです。
デビスカップでは、すでに中国代表が棄権を表明。これは新型コロナウィルスの蔓延により、中国選手が移動を制限され、ルーマニアに行くことができないからだそうです。
2/19 デ杯中国チームが棄権
<ITF>
デビスカップワールドグループ1部プレーオフに参加する予定だった中国チーム。この度の新型コロナウィルスの流行により、世界各国が中国からの渡航制限を行っており、開催地であるルーマニアに入国することができないため、中国チームは棄権を表明することになりました。
これにより、中国はワールドグループ2部に落ちることになります。
2/7 ATPチャレンジャー続々中止が決定
<ATP>
3月に開幕予定のATPチャレンジャー大会は続々と中止が決定しています。
- 3/2開幕 曲靖市チャレンジャー大会 中止
- 3/9開幕 珠海市大会 中止
- 3/16開幕 深圳市大会 中止
- 3/23開幕 張家港市大会 中止
4月にも中国でチャレンジャー大会が3大会予定されているが、新型コロナウィルスの猛威が収束しなければ大会が中止の可能性が高いといいます。
まとめ
毎日のように新型コロナウィルスの情報がテレビで流され、何を信じていいかわかりませんが、テニス界でも続々と影響がでています。
第5のグランドスラムと呼ばれるBNPパリバ・オープンの開催中止を皮切りに、マイアミも中止を決定。
全仏オープンは9月に延期、ウィンブルドンに関しては戦争以外で初、75年ぶりの中止となりました。
前代未聞の事態であり、このページは記録的な意味も含めて今後も速報していこうと思います。
専門家ではないので、今後新型コロナウィルスがどのようになっていくのかわかりませんが、一日も早く収束することをお祈りしています。
日々、変化するテニス界におけるコロナの影響を、なるべく速報で追記していきますので、ぜひ今後もチェックしてください。
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