世界中で猛威をふるっている新型コロナウィルス。テニス界でも多くの影響が出ています。今ページでは、現時点でわかっている新型コロナウィルスにかかわる影響について、テニスに関するものをピックアップして紹介していきます。
目次
- 1 2020年5月
- 2 2020年4月
- 2.1 4/28 楽天 2019年大会を無料配信
- 2.2 4/27 ムラトグルーとチチパスが下位選手救済支援を決定
- 2.3 4/26 高校総体(インターハイ)の中止が決定
- 2.4 4/25 延期となっている全仏OP、再延期の可能性
- 2.5 4/23 マドリード・オープンの視聴方法
- 2.6 4/22 テニス各団体が選手の救済支援へ
- 2.7 4/20 部活動、感染予防のためダブルス禁止
- 2.8 4/17 レーバーカップ、一年延期が決定
- 2.9 4/17 USオープン開催可否は6月に決定
- 2.10 4/15 7月開催の全日本都市対抗テニス大会開催見合わせ
- 2.11 4/11 8月開催の女子ロジャーズ・カップ中止
- 2.12 4/10 ITFが母国政府の支援を利用するよう促す
- 2.13 4/10 ATPとWTAが共同で「テニスユナイテッド」立ち上げ
- 2.14 4/10 仏テニス連盟、自国選手や関係者らへ41億円の支援
- 2.15 4/8 全米会場、臨時病院の病床数拡大へ
- 2.16 4/7 全豪オープン21年大会、無観客も検討
- 2.17 4/6 マドリッドOPゲーム大会を開催
- 2.18 4/3 JTAがテニス関係者へコメントを発表
- 2.19 4/2 JTAトーナメント6/7まで中止ほかを発表
- 2.20 4/2 7/13までツアー中断期間延長。芝シーズン全大会中止
- 2.21 4/1 全米OP会場を臨時の病院として利用
- 2.22 4/1 ウィンブルドン中止が決定
- 3 まとめ
2020年5月
5/26 WTTイベント開催。500人が観戦
ワールド・チームテニス(WTT)は26日公式Twitterで、7月12日から3週間にわたりエキシビションマッチを開催することを発表しました。
賞金総額500万ドル(5億3千万円)、最大500人の観客が現地で観戦する予定とのことです。
※ワールド・チームテニス
毎年夏に行われる北米地域の各都市をフランチャイズとした都市対抗形式の男女混合チーム対抗戦。1970年に創設。
5/24 ジョコビッチがエキシビジョン大会を開催
<ATP>
世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)は24日、自身のインスタグラムで6月にエキシビション大会「アドリア・ツアー」を行うことを発表しました。大会日程は以下の通りです。
6/13~14 セルビア
6/20~21 クロアチア
6/27~28 モンテネグロ
7/3~4 ボスニア・ヘルツェゴビナ
大会にはジョコビッチの他にドミニク・ティエム(オーストリア)、グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)らが出場予定とのことです。
5/20 ATP 選手の精神的健康サポートを開始
<ATP>
ATP公式サイトは20日、選手とスタッフのメンタルサポートをすることを発表。新たに「SportingChance」と契約を結び、これによりツアー選手たちは24時間365日にわたってセラピストと電話で話すことができるそうです。
さらに、ATPは「Headspace」とも契約を結び、アプリやネットを通じたメンタルフィットネスで選手をサポートするそうです。
5/18 ITFさらなる下位選手支援を表明
<ITF>
ITFは公式サイトで18日、先に発表された「Player Relief Program」などでの救援プログラムではカバーされない世界ランキング501位~700位の選手を支援するなどの新たな支援プログラムを検討していることを公表しました。
5/15 ATPツアー中断延長 7月末まで
<ATP>
ATP公式サイトは15日、新型コロナウィルスの影響で中断が続いている男子ツアーについて、7月末まで中断期間の延長するということを決定し、発表しました。
5/14 全米OP臨時病院が閉鎖に
全米OPは14日、公式サイトで会場を使用した臨時病院について、閉鎖したことを発表しました。病院は公式に閉められましたが、従業員は3週間ほど会場に残り、今後は病院の解体や室内コート利用の準備を再び行っていくそうです。
5/12 ウィンブルドンが自治体へ寄付
<ITF>
ウィンブルドンは12日、公式サイトで新型コロナウィルスを影響を受ける自治体を支援するために寄付を行うことを発表しました。
5/8 21年全豪OPは自国観客のみで開催も
<ITF>
全豪OPの開催責任者は8日、来年1月に開催が予定されているグランドスラムの一つ全豪OPについて、さまざまな検討をしていることを明かしました。
最悪のシナリオは完全に中止とすることですが、あらゆる可能性の一つとして、開催国の観客のみが入場できるようにすることなども検討されているとのことです。
5/7 ATPが選手へ学習支援のサービスを開始
<ATP>
ATP公式は7日、「ビジネス」「テクノロジー」「データ分析能力」「自己啓発」など4000以上の分野について、自宅に居ながらオンラインで、選手が新たな技術を身に着けることができるサービスの提供をはじめることを発表しました。
選手は7日以降に招待状をメールで受け取り、諸手続きを取ることで、無料で受講することができるといいます。この取り組みはATPがオンライン学習プラットフォームであるコーセラとパートナーシップを結ぶことで実現したそうです。
5/7 全仏OPのチケット払い戻し
<ITF>
全仏OPの主催者は7日、今年の全仏OPのチケットを無効とし、全額を払い戻すことを発表しました。
大会は当初5月に開幕予定でしたが、9月20日~10月4日へ延期が決定しています。
5/5 テニス統括団体、6億円の基金設立へ
<ATP・WTA・ITF>
ATPとWTAは4日、新型コロナウィルスの感染拡大による経済的影響を軽減するため、ATPおよびWTAの資金支援が必要な約800選手を対象に、早ければ今週中にも約6億4千万円の基金を設立する意向をしめしました。
このプレーヤー救済プログラムは、ITF,グランドスラム主催団体を含む7団体で協力するもので、選手のランキングや獲得賞金額を考慮して設定するそうです。
5/1 ドイツで非公式大会が開幕
ステイホームのテニスファンに生の試合を届けたいとの思いからドイツで男子プロテニスの非公式エキシビションマッチが行われました。
コートにいるのは選手二人と主審の3人だけ。1セット4ゲーム、2セット選手の変則マッチで行われました。
新型コロナウィルスの影響で停止している欧州のスポーツ界にとって希望の光となりました。
2020年4月
4/28 楽天 2019年大会を無料配信
<国内>
楽天(株)は同社が運営する「Rakuten TV」で4/28~5/7にかけて楽天OP2019のセンターコートで行われたシングルス全試合について無料配信することを発表しました。
4/27 ムラトグルーとチチパスが下位選手救済支援を決定
<ATP>
セレナ・ウィリアムズのコーチとして名前が知られているパトリック・ムラトグルー氏(大坂vsセレナの全米決勝でコーチングしたコーチ)とギリシャのステファノス・チチパス選手は、新型コロナウィルスの世界的大流行の影響をうけて支援を必要とする下位選手を救済するためのオークションサイト「ビヨンド100サポート」を開設しました。
チチパスはすでに自身のサイン入りラケットや運営するyoutubeチャンネルへの出演権などをオークションに出品。オークションの収益は下位選手の救済プログラムに寄付されるそうです。
4/26 高校総体(インターハイ)の中止が決定
<国内>
新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、全国高校総合体育大会(インターハイ)の中止が決定しました。
4/25 延期となっている全仏OP、再延期の可能性
現地メディア24日、新型コロナウィルスの影響で開催期間の延長措置がとられている全仏オープンテニスについて、主催者が大会日程をもう一週間遅らせる可能性があることを報じました。
一週間遅らせることが決定となれば、9月上旬に開催される全米オープンとの間隔が2週間空くことになり、選手の負担が軽減されることとなるでしょう。
4/23 マドリード・オープンの視聴方法
新型コロナウィルスの影響で中止となった「マドリード・オープン」がオンラインゲームで行われることになりました。日本の錦織圭選手も参戦が決まり、注目が高まってきていますね。
錦織圭選手は、ステファノス・チチパス(ギリシャ)、ファビオ・フォニーニ(イタリア)、フランシス・ティアフォー(アメリカ)とともに1次リーグ3組に入りました。
4/27~30にかけて開催される今大会は、「Facebook Gaming]でストリーミング配信される予定です。また、日本では「WOWOWオンデマンド」で視聴が可能となります。
4/22 テニス各団体が選手の救済支援へ
<ITF・ATP・WTA>
国際テニス連盟、男子プロテニス協会、女子テニス協会、グランドスラムは共同声明を発表。
ただちに選手の救済プログラムを立ち上げ、それは特に大きな影響を受けた選手が切望している支援を提供するプログラムとなる、と言います。なお、具体的な金額は、近日中に発表とのことです。
4/20 部活動、感染予防のためダブルス禁止
<国内>
北海道教育委員会が、部活動実施に当たって各高校長あてに通知をだしたことについて日本教育新聞が公表しました。
記事によると、テニスでは「ダブルスの練習をさけること」が指摘され、部活動共通の注意事項としては「指導者は生徒から距離を取って指導」「定期的な手洗い」などについて規定されているとのことです。
4/17 レーバーカップ、一年延期が決定
<ATP>
レーバーカップは公式Twitterで一年の延期を決定したことを公表しました。延期の理由は、新型コロナの影響で日程の調整がつかなくなったため。
大会は21年9月24日~26日、ボストンのTDガーデンで開催されます。
4/17 USオープン開催可否は6月に決定
<ITF>
アメリカテニス協会の最高経営責任者マイク・ドウズ氏は、USオープンテニスの開催可否について6月には決定を下す予定があることを発表しました。無観客試合でプレーすることに関しては、現時点では、検討していないとのことです。
なお、現在USオープンの会場である「USTAビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニス・センターには新型コロナウィルスの感染拡大にともない、臨時病院とされています。
4/15 7月開催の全日本都市対抗テニス大会開催見合わせ
<日本テニス>
四日市市は、7月に同市で開催を予定していた「第44回全日本都市対抗テニス大会」の開催を見合わせることになったことを発表しました。
日本テニス協会と三重県テニス協会と協議して決定したとのこと。大会は、11月以降に年度内開催の可能性を検討していくとしています。
4/11 8月開催の女子ロジャーズ・カップ中止
<WTA>
WTAは4月11日、新型コロナの拡大により、8月にカナダ・モントリオールで開催予定だった「ロジャーズ・カップ」の中止を発表。
ロジャーズ・カップはグランドスラムの一つ、全米オープンの前哨戦に位置付けられている大会です。なお、同期間にトロントで行われる男子のロジャーズ・カップについては現時点では中止の発表はありません。
4/10 ITFが母国政府の支援を利用するよう促す
<ITF>
国際テニス連盟(ITF)はツアー中断で収入が経たれた選手らに対して、可能であれば母国の政府の支援を利用するように促したと、ロイター通信が公表しました。
4/10 ATPとWTAが共同で「テニスユナイテッド」立ち上げ
<ATP・WTA>
ATPとWTAは10日に「テニスユナイテッド」を立ち上げたことを発表しました。テニスユナイテッドは、新型コロナの影響による活動休止期間中にテニスと世界を結びつける目的で立ち上げられました。
youtubeやtwitter、instagramで視聴可能で、各国選手へのインタビューや対談を毎週金曜日に更新するとのこと。第一回は10日にすでに投稿されていて、全豪優勝のS.ケニン(アメリカ)らのインタビューが視聴できるそうです。
4/10 仏テニス連盟、自国選手や関係者らへ41億円の支援
仏テニス連盟は公式サイトで、自国の選手や大会運営者、スタッフ、コーチらに経済的な補償を行うことを発表しました。その金額は3500万ユーロで日本円に換算すると約41億5000万円だそうです。
4/8 全米会場、臨時病院の病床数拡大へ
<ATP>
ATP公式サイトは、全米会場の臨時病院について、次の発表をしました。
ニューヨーク市長のビル・デ・ブラシオ氏の発表によると、現在臨時病院となっているビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニス・センターについて、当初350床だった医療機器付きのベッドを、ICU検査ができる20個のベッドを含めて470床まで増やすことを決定したそうです。
同会場のルイ・アームストロング・スタジアムは食事を準備する食糧配給の場所となります。
4/7 全豪オープン21年大会、無観客も検討
<ITF>
テニス・オーストラリアが、主催する来年の四大大会の全豪オープンを無観客で開催することを検討していると、豪地元紙が報じました。
4/6 マドリッドOPゲーム大会を開催
<ATP>
ATP公式サイトは6日、新型コロナの影響で中止となった「ムチュア・マドリッド・オープン」が27日から30日にビデオゲーム大会を開催することを発表。
ゲーム大会は、現在ツアー中止で資金調達に苦しんでいる選手たちへの寄付金を集めることを目的としているとのこと。
大会には男女シングルス各16人が参加。4つのグループに分かれ、その中の1位と2位が準々決勝トーナメントへ進む方式。参加選手は後日発表されます。
→参加選手が続々発表になっています。
<男子>
- 錦織圭(日本)
- D.ティエム(オーストリア)
- A.マレー(イギリス)
- A.ズベレフ(ドイツ)
- G.モンフィス(フランス)
- F.フォニーニ(イタリア)
- D.シュワルツマン(アルゼンチン)
- L.プイユ(フランス)
- A.ナダル(スペイン)
- D.ゴファン(ベルギー)
- K.ハチャノフ(ロシア)
- J.イズナー(アメリカ)
- D.フェレール(スペイン)
- F.ティアフォー(アメリカ)
<女子>
- C.プリスコバ(チェコ)
- B.アンドレスク(カナダ)
- A.ケルバー(ドイツ)
- C.スアレスナバロ(スペイン)
- E.ブシャール(カナダ)
- K.ムラデノビッチ(フランス)
- K.ベルテンス(オランダ)
- F.フェロ(フランス)
- B.ベンチッチ(スイス)
- E.スビトリーナ(ウクライナ)
- S.シルステア(ルーマニア)
- M.キーズ(アメリカ)
- V.アザレンカ(ベラルーシ)
- J.コンタ(イギリス)
4/3 JTAがテニス関係者へコメントを発表
<日本テニス協会>
日本テニス協会は「新型コロナウィルスの流行について~全国のテニス、コーチ、スタッフをして大会関係者の皆様へ」というコメントをホームページで発表しました。
4/2 JTAトーナメント6/7まで中止ほかを発表
<日本テニス協会>
日本テニス協会は、以下の決定について公式HPで発表しました。
4/2 7/13までツアー中断期間延長。芝シーズン全大会中止
<ATP/WTA>
男子ツアーを統括するATPと女子のWTAは合同で声明を出し、中断期間を7月13日まで延長することを決めました。
この決定により、芝シーズンの大会は全て行われないことが決まったことになります。
4/1 全米OP会場を臨時の病院として利用
全米オープンの会場として知られるアメリカのNYにあるビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニス・センターが臨時の病院として利用されることがわかりました。
全米オープンは、依然として予定通り8月後半に行われる予定としています。
4/1 ウィンブルドン中止が決定
1877年に始まったウィンブルドン選手権ですが、主催者の発表により、2020年大会の中止が決定しました。
これは、1945年以来75年ぶりのことで、戦争以外の理由で中止になるのははじめてです。
今年行う予定だった第134回大会は来年の6月28日~7月11日の日程で実施する予定です。
まとめ
毎日のように新型コロナウィルスの情報がテレビで流され、何を信じていいかわかりませんが、テニス界でも続々と影響がでています。
第5のグランドスラムと呼ばれるBNPパリバ・オープンの開催中止を皮切りに、マイアミも中止を決定。
全仏オープンは9月に延期、ウィンブルドンに関しては戦争以外で初、75年ぶりの中止となりました。
前代未聞の事態であり、このページは記録的な意味も含めて今後も速報していこうと思います。
専門家ではないので、今後新型コロナウィルスがどのようになっていくのかわかりませんが、一日も早く収束することをお祈りしています。
日々、変化するテニス界におけるコロナの影響を、なるべく速報で追記していきますので、ぜひ今後もチェックしてください。
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